免疫力を高める方法【免疫力アップする食事・食材・生活習慣・サプリメント】

免疫力は人間が本来持っている病気に対する抵抗力です。免疫力を高める方法を生活習慣や食生活、食材から詳しく解説します。免疫力アップするための方法はたくさんあります。免疫力をアップさせるとがんなどの病気の進行を遅らせる事も可能です。免疫力をアップさせる方法として、サプリメントを利用する方法も紹介し、特に米ぬか多糖体(RBS)について紹介します。

免疫力の低下を促進させる生活習慣|日常的な睡眠不足

免疫力を低下させることで、ついつい我々が行っていることが幾つかあります。

その幾つかのことですが、実は「睡眠不足」が入ってくるのです。

日常的に睡眠不足に陥っている方は、身体に大きな問題が起こってしまうかもしれません。

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今回は、なぜ睡眠不足になると免疫力を低下させてしまうのか?どうすれば失意の良い睡眠をとることができるのか?ということを中心にお話します。

睡眠不足を感じている、という方には注目してほしいテーマです。

睡眠不足と免疫力の関係性

・睡眠不足に陥ると抗体が弱くなってしまう

研究結果によってはっきりと出ていることがあります。 睡眠不足の人と睡眠が十分な人で、病原菌に対する身体の抗体を比較してみたのです。その結果、睡眠が十分な人に比べて睡眠不足の人は抗体が50%も弱くなっていました。 抗体が弱いということは、様々な病原菌が体内に入ってきやすい、という状態です。ウイルスに感染するだけでなく、体内に蔓延してしまうかもしれません。 抗体が弱いということは免疫力が低下している状態を指しています。悪いウイルスへの抵抗力がダウンしてしまい、風邪を引きやすくなることもあります。インフルエンザウイルスにやられてしまうこともあるのです。 ※研究について・・・アメリカのシカゴ大学より

・代謝の質の低下によって免疫力がダウンする

我々の身体は代謝が活発な時間帯、というものがあります。その時間帯に眠いることができれば新陳代謝もスムーズに行えるわけです。お肌のターンオーバーに問題がある、という場合にはすでに代謝に問題が起きていることも考えるので注意してください。 我々にとって代謝がスムーズな時間帯というのは午後8時から午前4時までとされています。その時間に代謝が活発化することによって、細菌やウイルス、そしてがん細胞といったものを排除する免疫機能を高めているのです。 そもそもがん細胞というものは、午前0時から午後5時によく発生していることが知られています。しかし、その時間に身体の代謝システムも高い状態を維持しているわけです。がん予防がしやすい状態となっており、がん細胞が出来たとしても代謝がスムーズであれば問題ありません。免疫ががんをしっかりと駆逐してくれます ちなみに昼夜逆転の生活を送っていると、代謝もスムーズに実施されません。免疫力に大いに関わっているリンパ球も十分でなくなってしまうのです。そもそもリンパ球は睡眠と深く関わっている副交感神経が優位になっている時に大量に作り出されているのです。 これは男性の研究結果ですが、昼夜逆転の生活を送っている男性は、そうではない人に比べ前立腺がんに3倍もなりやすいことが分かっています(文部科学省などによる共同調査結果より)。 一方で、アメリカのがん研究センターでは女性のがんの調査を行っています。深夜1時から2時までに起きている夜更かし習慣のある女性は、その時間帯に寝ている女性と比較して乳がんの発生率が高かったことが証明されているのです。 ※「がんを克服するための新常識」の「睡眠で免疫力アップ」より(参考:http://gan-chiryo.com/04/0012.html

・糖尿病やがんになりやすい睡眠不足

BBC NEWSが報告しているのですが、睡眠時間が7時間半から6時間範囲1時間減っただけでも、糖尿病や癌になりやすいことがわかったのです。 7時間半の睡眠を継続的に1週間撮ってもらいます。その後に、同じ人に対して今度は6時間半の睡眠1を1週間とってもらうのです。たった1時間睡眠時間が減っただけでも、糖尿病やガンに関する遺伝子が活性化したことがわかりました。 糖尿病やがんになりやすい状況というのは、免疫にとっても好ましい状態ではありません。糖尿病ということは免疫にとって非常に重要な血液に問題が生じているわけです。さらにがん細胞ができやすいということは、免疫がずっと働いていなければならない状態でもあります、免疫によって負荷が大きい状態になってしまうわけです。 ※BBCの情報についてはこちら(参考:http://www.bbc.com/news/magazine-24444634(英語ページ))

免疫にとってはどのような睡眠が理想的なのか?

・1日あたり6時間から8時間程度の睡眠がおすすめ

1日あたりの最低睡眠時間として4時間半というものがあります。眠りの深いレム睡眠と眠りの浅いノンレム睡眠があるわけですが、その周期の一つが4時間半なのです。眠りの浅い時間帯がちょうど4時間半にやってくるので、その時間を目安7に起床するのも一つの方法です。 しかし、4時間半でも睡眠時間は短いです。 ※参考:http://nurse-web.jp/suimin/shortsleeper0728/ 睡眠には、ストレス解消といった非常に大事な働きがあります。寝ている時は脳がリラックス状態になるのですが、その時にストレスを解消させているのです。 ストレスが高まったままの状態になってしまうと、血管が収縮してしまいます。血の巡りが悪くなってしまい、全身に免疫を送り届けにくくなってしまいます。 ストレスを解消するために必須の睡眠時間としては1日あたり6時間以上、というものがあります。理想を言えば7時間程度が良いでしょう。 一方で、9時間以上寝るのもあまり良くありません。寝すぎるとかえって身体の負荷となってしまうのです。1日あたり10時間以上寝た時は、なんだか体が重かったりした経験はありませんか?かえって身体的なストレスに感じてしまう恐れがあるので、ある程度睡眠時間はセーブすべきです。

・睡眠に適した時間~午後10時から午前2時~

前述した、代謝がスムーズな時間とされている午後8時から午前4時のあいだに睡眠を取っている、ということが重要です。しかし、午後8時になるのは難しいと思います。他にターゲットになる時間として、午後10時から午前2時というものがあります。 午後10時から午前2時までの時間帯ですが、成長ホルモンが活発に分泌されている時間帯でもあるのです。免疫細胞も活性化している時間帯なので、その時間にしっかり寝ていれば、免疫システムを強化することにつながります。 ただ午後10時に寝る、ということが難しい方もいるでしょう。そういった方はなるべくその日のうちに寝る、ということを心がけてください。午後10時から午前2時までの時間のうち、半分程度は睡眠できるように対処すれば、ある程度の免疫力を高める事が可能です。

免疫を高めるための睡眠をスムーズに行う方法

・朝に太陽の光を浴びる

不眠症になっている人は、朝に太陽の光を浴びていない人が圧倒的に多くなっています。免疫を高めるためには、室の良い睡眠をしなければなりません。眠りが浅かったり、寝付けなかったり、といった状況を避ける必要があるのです。 朝に陽の光を浴びるということは、身体の機能を正常にするために必須のことでもあります。我々の体内時計は、実は25時間の設定です。設定のまま生活してしまうと、1時間ずつずれていってしまうのです。しかし、朝に日差しを浴びることで、体内時計はリセットされます。ズレが解消されるわけです。 もう一つ注目してほしいのが、朝に日差しを浴びてから16時間後に眠くなる、という人間の修正です。例えば朝の6時に日差しを浴びたら、その16時間後である午後10時くらいには眠くなるシステムが我々には備わっているわけです。 「細菌、質の良い睡眠が取れなくて免疫力が下がっている気がする」という方は、まずは朝に日差しを浴びることから始めてください。ちなみに5分から10分程度でも構いませんよ。何も30分も1時間も日差しを浴びなければならないわけではありません。

・昼寝はなるべく避けること

夜に眠れないと、代わりにお昼に寝る、というかたもいるでしょう。昼寝の時間ですが、あまりに長いと夜の睡眠に影響をあたえるので避けてください。 昼寝自体をしてはいけないわけではありませんが、昼寝の時間は1日あたり30分以内に抑えることが重要なのです。できれば10分から20分程度にとどめましょう。 ※参考:http://nurse-web.jp/suimin/powernap/

・なるべく昼間は体を動かすこと

夜の睡眠の質を行為錠させるためには、。身体に一定の疲労を与えることが重要です。昼間に全く動かないと、身体も疲れていません。疲労していなければ眠りも浅くなってしまうのです。 ※疲れすぎているとかえって眠りが浅くなってしまうので、軽い運動で構いません。 そもそも、身体を動かすということは血行を良くするなど免疫にも良い効果をもたらしてくれます。1日あたり一定の運動は行なう、ということは心がけてください。

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免疫力低下の原因|加齢

免疫力の低下は誰にでも起こりうることです。

過信してはなりません。

自分なら大丈夫と思って何も考えずに生活してしまうと、のちのち大病をしてしまうこともあり得るのです。

去年まで元気だった人が今年になって病気ばかりしている、ということもありますよね。

その免疫力の低下の原因の一つとして注目してほしいのが「加齢」です。

加齢は避けることは出来ません。

誰にでもあることであり、いずれは老人になってしまいます。

身体は衰えていきます。

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今回は免疫力と加齢の関係性に迫ります。

なぜ加齢によって免疫力は低減してしまうのでしょうか?

加齢による免疫力の低減を抑える方法についてもお話します。

40代や50代になって急に体調を崩しやすくなった、という方は免疫力に問題があるかもしれません。

年齢とともに体が弱ってきた方には必見のテーマです。

なぜ年齢が高くなると免疫力は落ち込んでしまうのか?

・胸腺と脾臓が萎縮してしまうから

・胸腺とは・・・胸骨の後方,心膜および心臓大血管の前方にある葉状の器官。扁平な三角形を呈し,大きく右葉と左葉が認められ,さらに多数の胸腺小葉に区別される。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より(参考:https://kotobank.jp/word/%E8%83%B8%E8%85%BA-52843#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8) ・脾臓とは・・・腹腔の左側上部にあって,上方は横隔膜,下方は左腎臓,前方には胃があり,腹膜におおわれている。脾臓の長軸は第 10肋骨とほぼ平行線上にある。重さは約 90~120gで扁平な長楕円形を呈する。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より(参考:https://kotobank.jp/word/%E8%84%BE%E8%87%93-119928) 少し難しい話に感じるかもしれませんが、胸腺と脾臓は免疫システムに関連している部位、と理解してくれれば問題ありません。体全体の器官や機能は年齢とともに衰えていくわけですが、胸腺と脾臓は特に加齢による影響を受けやすいのです。最も早く老化現象が現れる、と言っても良いかもしれません。 年齢が高くなると胸腺と脾臓が萎縮してしまうこともわかっているのです。 注目してほしいのが胸腺はT細胞の生産を担当しているということと、脾臓はリンパ球を生成している、ということです。

【胸腺とT細胞の関係性】
胸腺で作られているT細胞ですが、白血球の一種であり免疫機能の司令塔となっているのです。リンパ球にはNK細胞とB細胞、そしてT細胞といった免疫細胞が含まれているのですが、沿いのうち約7割から約8割りを占めるのがT細胞です。T細胞の役割は感染した細胞を見つけて排除するということです。

仮に胸腺が萎縮をしてT細胞の生成を少なくしてしまえば、ウイルスや細菌に感染しやすくなってしまいます。がんにもなりやすい状態になってしまうのです。 ※ヘルスケア大学 白血球の種類(5)T細胞(キラーT、ヘルパーT、サプレッサーT)(たまきクリニック 院長 玉木優子先生監修の記事より)(参考:http://www.skincare-univ.com/article/011009/

【脾臓とリンパ球の関係性】
脾臓はリンパ系の臓器であり、リンパ球の生成や老朽した赤血球の破壊などを実施しています。循環器系の非常に重要な役割を果たしてくれているのです。

仮に脾臓が加齢によって萎縮してしまうとリンパ球の生成がされにくくなってしまうのですが、そもそもリンパ球は免疫機能の中心的役割を果たしてくれているのです。リンパ球がしっかりと機能しているからこそ、がん細胞やウイルス細胞が駆逐されています。 リンパ球が直接作用しているのはT細胞とNK細胞です。さらにT細胞は B細胞にも働きかけているので(T細胞はB細胞の司令塔である)、実質的にリンパ球は3つの免疫細胞に関連しているということでもあります。 年齢が高くなっても健康を維持していくためには、脾臓を若々しくしていかなければなりません。

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)と年齢について

・ナチュラルキラー細胞は華麗とともに活性度合いが低下する

・20歳のナチュラルキラー細胞の活性度合い・・・約40%
・50歳のナチュラルキラー細胞の活性度合い・・・約25%
・70歳のナチュラルキラー細胞の活性度合い・・・10%から15%程度

※多田富雄 「科学新聞より」(参考:http://www.menekiplaza.com/kinou.html) 20歳前後であれば、素早くがん細胞やウイルスに対応してくれるNK細胞が活性化しているのです。早急に問題のある細胞を攻撃して健康を維持してくれます。しかし、年齢が高くなると、どんどんとナチュラルキラー細胞の働きが鈍くなってしまうのです。 その結果、がんやウイルスを見逃すような状態になってしまいます。我々の病気につながってしまうわけです。 そもそも、われわれの身体には毎日4,000個から6,000個のがん細胞が生まれています(参考:http://www.skincare-univ.com/article/011022/)。驚く方もいるかもしれませんが、健康的な方であったとしてもそれだけのがん細胞が生み出されているわけです。もちろん、免疫システムによってそれらのほとんどは癌になりません。 しかし、上記したように年齢とともに免疫細胞の働きは弱くなってしまいます。若い時なら癌にならなかった細胞も癌化してしまう可能性があるのです。 「加齢によって免疫を弱らせないようにするためにはどうしたら良いのか?」ということが知りたいですよね。

・年齢と免疫力の低下の度合い

・20歳前後の免疫力を100%とする
・40代の免疫力・・・50%
・70歳の免疫力・・・10%

※参考:http://www.skincare-univ.com/article/011018/ 40代になると20歳の時の免疫力と比較すると半分の機能しかない、ということなのです。 70歳になると、もうどんな病気にかかってしまってもおかしくはありません。 しかし、70歳でも健康な人は健康です。年をとっても健康を維持するためにはどうすればよいのでしょうか。

加齢による免疫力の低下を抑える方法

・ストレスを溜め込まないこと

加齢による免疫力の低下は仕方ありません。誰でも歳を重ねてしまうのです。 一方で、人によって免疫力に大きな違いがあることも間違いではありません。 免疫力が年齢とともに落ち込みやすい人は、ストレスに身体を蝕まれているケースが多いことも分かっています。そもそもストレスはリンパ球に大きな影響を与えています。免疫の主体といっても良いリンパ球は自律神経によって支配されています。その自律神経はストレスによって乱されているわけです。 要は、ストレスを解消すれば年齢が高くなったとしても一定の免疫力は維持できる、ということでもあるのです。 ストレスが高まると「コルチゾール」という免疫機能を抑制するホルモンが分泌されてしまいます。そのホルモンが分泌されにくいような生活習慣を心がけましょう。

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免疫力低下の原因|食品添加物

免疫力の低下を食品が招いてしまう、ということがあります。

免疫力に問題を発生させるような食生活を継続してしまうと、病気になりやすい状態になってしまいかねないのです。

そうなってしまわないようにするためにも、どう行った食品を食べていると、免疫力が下がってしまうのか?ということは事前に知って置かなければなりません。

免疫力の低下を招く食べ物として知っておいてほしいのが、食品添加物が含まれているものです。

そもそも我々にとって食品添加物は非常に身近なものです。

摂取しない日はない、といっても過言ではありません。

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今回は免疫力と食品添加物の関係性、さらにどんな食品添加物が免疫を問題のある状態にしてしまうのか?ということを明らかにします。

なぜ食品添加物は免疫力を下げてしまうのか?

・腸内細菌(善玉菌)に大きなダメージを与えてしまうから

免疫細胞の60%から70%が腸に集中しています。腸の環境が悪ければ、体の免疫システムに大きな問題が生じてしまうことも考えられるわけです。 注目してほしいのが、食品添加物は腸内細菌に対して影響を与えてしまう、というところです。腸内細菌には善玉菌と呼ばれる、腸の環境を整えてくれる菌がいるわけですが、その菌が活性化することによって免疫力が高まることが分かっています。しかし、食品添加物の中には、摂取を続けてしまうと、善玉菌ではなく悪玉菌が増えてしまうようなものもあるのです。その結果、善玉期の働きが弱くなってしまい腸内細菌のバランスも乱れ、免疫細胞の働きが弱くなって身体に細菌やウイルスなどが入り込みやすい状態になってしまうのです。

・食品添加物が含まれることが多い肉食にも問題あり

最近では食の欧米化によって、肉を食べる機会が極めて多くなっています。お肉には様々な食品添加物が含まれていることもあり、注意しなければなりません。 肉食生活が多くなる事自体に免疫力を引き下げる作用がある、ということも理解しておく必要があります。お肉をいっぱい食べるとタンパク質を多く摂取することになります。本来は上部の消化器官で消化されなければならないタンパク質が、大腸にまで届いてしまうこともあるのです。 大腸にタンパク質が届いてしまうと、大腸の腸管壁で異種のタンパク質と認識されていまいます。その結果IGE抗体というものが作られてしまったり、善玉菌である乳酸菌が悪玉菌のウェルシュ菌に取って代わられてしまったりすることもあります。 食の欧米化、というところも現代日本人の免疫力を引き下げていたのです。 ※IGE抗体とは・・・免疫グロブリンEというタンパク質で、これをつくりやすい遺伝的素因をアレルギー体質という。花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支ぜん息などの発病に深くかかわっている。(生物学用語 Weblio辞書より抜粋(参考:http://www.weblio.jp/content/IgE%E6%8A%97%E4%BD%93

免疫力低下を招いてしまう食品添加物例

こちらでは免疫力の低下を招く可能性が高い食品添加物をいくつか紹介します。それらが含まれている食品をなるべく避ける、ということが免疫力ダウンを防ぐコツにもなります。

・カラメル色素

細胞が突然変異を起こしがん化する可能性が指摘されています。 ただし、すべてのカラメル医師基礎に問題があるわけではありません。問題があるタイプのカラメル色素と、問題がないタイプのカラメル色素があるのです。 そもそもカラメル色素というものは、食品に褐色をつけるために利用されています。色素というように色を付けるために用いられるものなのです。

【カラメル色素が利用されている食品例】
・清涼飲料水
・炭酸飲料
・お菓子
・インスタントラーメン
・レトルトカレー
・様々なスープ
・プリン
・カップ麺
・醤油など

日常的に摂取するものが多くて驚いている方も多いのではありませんか。表示については「カラメル色素」や「着衣食料(カラメル)」と掲載されています。 カラメル色素には4種類あり、カラメルⅠ・カラメルⅡ・カラメルⅢ・カラメルⅣとなっています。 問題のあるのがカラメルⅢとカラメルⅣです。カラメルⅠとカラメルⅡに関しては特に重大な問題はありません。 カラメルⅢとⅣにはアンモニウム化合物が原料とされており、その副産物として4-メチルイミダゾールという物質ができてしまうのが問題なのです。4-メチルイミダゾールには上記した発がん性があり、我々の体の免疫に大きな影響を与えてしまう可能性があります。

・合成甘味料

合成甘味料には様々な問題が指摘されています。しかも種類が豊富ですが、特に免疫力に対して影響を与えてしまうとされているのが「スクラロース」と「アセスルファムK」です。 双方の合成甘味料は、肝臓や腎臓に対して大きなダメージを与えてしまうのです。その結果、血液の浄化などがされにくくなってしまい、免疫力を低下させてしまいます。 免疫は血液の中を通って全身の健康を維持しているわけですが、それができにくい状態となってしまうわけです。 ちなみにスクラロースは砂糖の600倍の甘みがあり、アセスルファムKは200倍の甘みがある、と言われています。

どういった食生活をすれば免疫力下げないで済むのか?

・なるべく食品添加物を摂取しない

もちろん、免疫力に何も影響を与えないタイプの食品添加物もあります。しかし、何かしらの健康被害を持っている、というものが多いのです。触接的に免疫システムに問題を与えなかったとしても、巡り巡って免疫に問題を生じさせてしまう、というものもすくなくありません。 食品添加物の入っているような食品はなるべく避ける、ということを心がけましょう。 例えばなるべく加工品を食べない、ということも一つの対策法です。加工食品に関しては、添加物がたっぷりと利用されていることも珍しくありません。食品の劣化を防ぐためにも、様々な防腐剤や保存料が利用されているわけです。 食材から料理をする癖をつけるだけで、だいぶ食品添加物の摂取量が減ります。

・和食中心の食事にする

お肉系の食べ物には食品添加物が多く利用されていることが分かっています。食品添加物の摂取量を減らすために、なるべく和食中心の食生活にする、ということも前向きに検討すべきです。 前述したようにタンパク質のとりすぎは体の負担となってしまいます。アレルギー症状を引き起こす原因になってしまうようなことも十分に考えられるわけです。 そもそも欧米が方の食生活は、腸内細菌の絶妙なバランスを乱す原因になってしまいます。今までずっと野菜や魚介類中心の生活をしてきたのに、いきなり肉食になってしまえば、身体の対応も追いつきません。 身体にとって負担となってしまい、免疫システムに問題が生じてしまうのもよく分かるのではありませんか。

・レトルト食品を避ける

少しでも楽に食事をしたい、と思っている方がほとんどだと思います。しかし、毎日のようにレトルト食品ばかりを摂取してしまえば、体に対して大きな問題がでてきてしまうわけです。 レトルト食品には多くの食品添加物が利用されています。また、味付けなどの影響でカロリーが極めて高くなっているものもあるのです。 現状で、レトルト食品を多く摂取している方は量を減らすことから始めてみましょう。将来の健康を守るためにきっかけになるかもしれませんよ。

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免疫力低下の原因|ミネラル不足

体に必要な栄養素というものはいくつもあります。

その中には、足りなくなってしまうと免疫力を著しく下げてしまうようなものも存在しているのです。

今回は免疫力の定価とミネラル不足についてお話します。

実際に、ミネラルが不足してしまうと免疫力がダウンしてしまうのです。

ここでは、なぜ免疫力が減ってしまうのか?ということを明らかにします。

さらにどういった食生活を送っていれば、ミネラル不足に陥らないのか?という部分もお教えします。

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「以前と比べて風邪を引きやすくなってしまった」というかたもいるのではありませんか?

そういった方は、もしかするとミネラル不足による免疫力の低下が原因になっているかもしれませんよ。

自分の食生活に問題がないかを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

なぜミネラル不足は免疫力の低下につながってしまうのか?

・ストレスを高める原因になってしまう

ミネラルの一種にカルシウムがあります。昔からカルシウムが不足するとイライラする、といった話を聞いた事があると思います。実は。損カルシウムとストレスの関係性は事実です。 そもそもミネラルの一種であるカルシウムには、神経の伝達が正常に行われるように保つ作用があります。さらに、緊張や興奮を鎮める効果もあります。イライラといったものや過敏症などのストレスを和らげる様な効果まで期待できるわけです。 かりにミネラル不足となり、ストレスが高まってしまうようなことになると免疫には大きなダメージが加わることになります。まずいは血管の収縮作用に注目しなければなりません。 ストレスが高まると血管が収縮して、血の巡りが悪くなってしまいます。毛細血管まで血液が至らないように状況になってしまうわけです。そもそも血液の中には、免疫細胞が多く存在しています。血液の中に免疫細胞があるからこそ、全身の様々な不具合に免疫は対抗しているわけです。 しかし、ストレスによって全身に送られる血液が不足してしまうと、免疫細胞の数も少なくなり、昨日も果たしにくくなってしまいます。ウイルスを見逃したり、がん細胞を見逃したり、ということもあり得るのです。 さらにストレスには免疫力低下ホルモンというものを出します。交感神経を活性化してしまい、自律神経の乱れを加速してしまうのです。ストレスが高まった状態が持続してしまい、免疫力が低い状態が長く続いてしまうことになります。 ※参考:http://immunity.balance-alpha.com/stress.html

・酵素の活性化が妨げられてしまう

ミネラルには様々な働きがあります。骨を作ったり歯を作ったり、神経伝達や体内のイオンを調節したり、というような働きもしているのです。ミネラルが不足してしまえば、体全体の機能をダウンさせてしまうことにもなりかねません。 そのミネラルの最も重要な働きには、「酵素の活性化」があります。酵素には消化酵素や九州酵素といったものがあります。我々の体に入ってきた栄養素を腸でしっかりと消化して吸収するのをサポートしているのです。しかし、ミネラルが不足すると消化も九州も機能が弱まってしまいます。腸の状態が悪化することにもなります。 そもそも腸には、人体の約60%から70%もの免疫細胞が集中しています。その腸の働きが弱るということは、直接的に免疫の働きが弱まる、ということなのです。 ミネラルが不足してしまうと、酵素の働きが弱まり、その結果町の機能も弱くなって目ね気力が下がってしまう、ということは覚えておきましょう。

そもそも現代人はミネラルが不足しているのか?

ミネラルに関しては、野菜に多く含まれているので野菜の摂取量から大体のミネラルの補給量が分かってきます。野菜を多く取っていればミネラルを多く摂取していることになります。一方で野菜が少なければミネラル不足に陥っている、と考えられるわけです。

・現在人の野菜摂取量について

・1日あたりの推奨野菜摂取量・・・350グラム
・20歳から29歳・・・235.6グラム
・30歳から39歳・・・234.3グラム
・40歳から49歳・・・243.3グラム
・50歳から59歳・・・282.6グラム
・60歳から69歳・・・303.5グラム

※「平成16年度国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)より 年齢が高くなるごとに野菜摂取量は増えて入るのですが、それでも基準の350グラムは大きく下回っているのが現状なのです。国民が全体的に野菜不足になっている、ということがわかっているわけです。 もう一つの統計にも注目しましょう。 ミネラルは野菜だけではなく、果物からも摂取できます。では、現代人は果物をどれくらい摂取しているのでしょうか。

・1日あたりの推奨果物摂取量・・・150グラム
・20歳から29歳・・・77.4グラム
・30歳から39歳・・・63.1グラム
・40歳から49歳・・・91.6グラム
・50歳から59歳・・・129.0グラム
・60歳から69歳・・・165.8グラム

※「平成16年度国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)より 果物に関しても、やはり不足している現状が見えてきました。60代以降に関しては、なんとか基準をオーバーしているのですが20代は約半分。3代では基準の半分以下しか摂取していないのです。ほとんど食べていない人もいる、という結果になってしまいました。 若い時は多少のミネラル不足程度はカバーできるかもしれません。しかし、ミネラル不足状態で若い時を過ごすと、老化が早くやってきてしまいます。早い段階で病気にかかりやすい状態になってしまうわけです。 若い時からしっかりとミネラル対策をたてなければなりません。

・ミネラル不足は日本だけの問題ではない!?

実は農地自体がミネラル不足になっているのです。 1992年のアースサミットレポートによると以下のような衝撃的な結果となりました。

【過去100年における農地のミネラルの枯渇度合い】
・アジア・・・76%減
・オセアニア・・・55%減
・アフリカ・・・74%減
・ヨーロッパ・・・72%減
・アメリカ・・・85%減
・南アメリカ・・・76%減

実は食品のミネラル自体が現在不足している状態となっているのです。ですから、ミネラルのほとんどない土壌で育った野菜や果物を摂取しても、ほとんど体内に吸収できない、といった状態になってしまっているわけです。 なぜこれだけミネラルが減少しているか、ということについてはいくつかの指摘があります。

・排泄物が肥料として利用されなくなってしまった。
・化学農法がメインとなり、農地の土壌の性質が変化してしまった。

※参考:http://plant-mineral.com/knowledge/lost-mineral/ 今後のうちのミネラル不足が休息に改善するとは限りません。何かしらの対策を個人個人がとらなければ、ミネラルが不足して免疫力が低下しかねない状況となっているのです。

・日本人は野菜を食べない習慣になってしまった?

実は信じがたいような情報もあります。 印象として日本人のほうが欧米人よりも野菜を食べていると思いますよね。ですからミネラルは欧米人よりも摂取しているものだと思いこんでいます。しかし、ついにその状況にも変化が現れています。 農林水産省「食料需給表」やFAO「Food Balance Sheet」によると、平成10年以降はアメリカ人のほうが野菜を多く摂取していることがわかったのです。しかもその差は徐々に広がる傾向にあります。 平成10年では1年間の一人あたりのアメリカ人の野菜摂取量は101.6キロです。一方で日本人は99.4キロです。 平成15年になるとアメリカ人は106.3キロです。日本人は95.2キロです。 日本人は野菜の摂取量が減っているのに、アメリカ人の野菜の摂取量は増えている、といった状態になっています。 ちなみに、アメリカでは近年になって野菜や果物を積極的に食べる、といった運動も行われています。その成果が出て、ついには日本人よりも野菜を食べる週間を得たわけです。 参考:https://www.dole.co.jp/5aday/about/column/column_001.html

ミネラル不足を解消して免疫力を高めるためにはどうしたら良いのか?

・食物繊維を摂取すること

前述したように農地に含まれるミネラル量が低減しているのですが、だとしても食品から摂取するためには、野菜や果物のしっかりと摂取することが必要です。そこで問題となってくるのが腸です。腸の働きがしっかりとしていれば、ミネラルの吸収力が高まります。より効率的に吸収して免疫活動に生かせるようになるわけです。 腸の機能を高めるためには、食物繊維が非常に大事になります。腸の蠕動運動を活性化したり、便秘の状態を改善したりするような効果も期待できるのが食物繊維です。野菜などに多く含まれているので、やはり野菜をたくさん摂取する、ということが大事ですよ。 また食物繊維には、善玉菌を優位にする、といった作用もあります。腸内環境を整えることができると、腸の免疫細胞が活性化して免疫力を高めることにつながります。

・サプリメントでの摂取も考えること

野菜や果物を食べる、ということを負担に感じている方も多いでしょう。何も無理をして食べることはありません。気持ち的にも身体的にも負担になってしまいますし、果物には「果糖」が含まれているので生活習慣病の恐れもあるのです。 サプリメントであれば、毎日確実に一定量のミネラルを摂取できます。ただミネラルといっても種類が多いです。カルシウムやマグネシウム、さらに亜鉛などもあるわけです。どれを摂取したら良いのかわからない、という方も多いのではありませんか。 できれば複数のミネラルがバランスよく配合されているサプリメントを選びましょう。 ※参考:http://www.scottreynoldsmusic.com/category6/entry47.html

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免疫力低下の原因|抗生物質の乱用

風邪を引いたら薬を飲む、という方が非常に多いと思います。

その薬ですが、中には抗生物質を飲む、というかたもいるのではありませんか。

実際に抗生物質を飲むとすぐに良くなる印象もありますよね。

しかし、気軽に飲んで良いものではありません。

抗生物質には危険性があるのです。

しかも抗生物質の利用は、免疫力の低下に直結してしまうのです。

抗生物質を予防薬のように使う、ということ自体あまり良いことではないのです。

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今回は抗生物質と免疫の関係性に迫ります。

実際にどのようなデメリットが有るのでしょうか?

さらに抗生物質自体にも注意すべき副作用がある、ということも知ってもらいたいと思います。

なぜ抗生物質が免疫に悪い影響を与えてしまうのか?

・身体にとって必要な菌まで殺してしまう抗生物質

菌というと、全てが悪い、という印象がどうしてもあります。しかし、すべての菌が本当に悪いのでしょうか。例えば、腸内には悪玉菌というものもいれば善玉菌というものもいますよね。善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌などがあるわけですが、腸内の環境を整えてくれる役割を果たしているのです。要は、身体にとって必要な菌なのです。 我々の皮膚の上にもたくさんの菌がいます。その菌自体が問題なのではなく、バランスが大きな問題を起こす、ということを理解しなければなりません。多くなりすぎると、ニキビや炎症、そしてかゆみなどを発症してしまうわけです。 抗生物質の問題点は、良い金も悪い菌も関係なく殺してしまう、という部分です。体内に存在している必要な菌も一緒に強い作用でやっつけてしまうのです。 とくに問題となってくるのが、前述した腸です。腸には、全身の免疫細胞の60%から70%も存在していると言われています。抗生物質は腸の善玉菌まで殺してしまうことがわかっているのです。 抗生物質によって超の善玉菌が殺されてしまうと、腸内環境は著しく悪化します。その結果、免疫細胞の働きも弱くなってしまい、免疫力が結果として落ち込んでしまう、解いた状態になってしまいます。もちろん、抗生物質を1週間飲み続けたからといって、一生涯に渡って免疫力がダウンしているわけではありません。しかし、飲んでからしばらくは免疫力が下がっている状態が持続してしまうので、病気は菌が殺されることによって治りますが、新たな病気が入ってくる可能性が高まってしまうのです。

【抗生物質によって免疫力がダウンするまでの流れ】
・抗生物質を飲む

・風邪などの原因となっているウイルスを殺す

・腸内細菌などの、身体にとって必要不可欠な菌まで殺してしまう

・腸内環境が悪化してしまう

・腸内の免疫細胞の働きが弱まってしまう

・免疫力が低減する

・抗生物質の作用に菌が対応してしまう恐れあり

病院から処方された抗生物質ですが、独自の判断で飲みきらなかった、という人もいるのではありませんか。抗生物質には強い作用があるので、飲むとすぐに体調が良くなることもあります。例えば、1週間もかかっていた風邪が抗生剤を飲んだら、1日で良くなってしまった、というケースも有るのです。その時点で、薬を飲むのをやめてしまう、という方が実際に多いのです。 医師からは、「1周間は飲み続けてください」といった形で処方されているはずなのですが、体調が良くなれば飲むのも忘れてしまうでしょう。 しかし、実はそれが非常に大きな問題を引き起こしてしまうのです。 抗生物質の目的は、菌をすべて殺しきってしまうことです。身体にとって害をなしている菌を体内から駆逐するのを目的として飲んでいるわけですが、仮に体調に良い兆しがあったとのことで飲むのをやめてしまうと菌が抗生物質に対応してしまいます。 いわゆる「耐性菌」と言うものに変化してしまうことがわかっているのです。そしてその耐性菌は、体内で増殖してしまうのです。今度は抗生物質を飲んだとしても効果が出なくなってしまいます。風邪などがさらに長引くような原因にもなってしまいますし、生命に関わるようなことになってしまうことも十分に考えられるのです。 耐性菌が出来る可能性は、抗生物質を飲む人全てにある、と考えておいたほうが良いでしょう。軽い風邪の場合には、最初から抗生物質に頼るようなことはしない、ということが重要なのです。熱が出たりすることは、体内の免疫細胞が働いている証拠です。もう少しすると体調が良くなるかもしれないのです。 風邪などが長引いてから飲むようにする、といったことを心がけてください。せっかく免疫細胞が働いてきた頃に、抗生剤でやっつけてしまう、ということはなるべく避けましょう。

食べ物にも抗生剤が使われているって本当!?

・本当です

驚きの事実になってしまうかもしれませんが、様々な動物の飼育に抗生物質が利用されてしまっているのが現状です。体内にどれだけ残留しているのかは分かりませんが、抗生物質を利用して育てられた生き物を食べ続けると、将来的に何かしらの問題が発生する可能性もあるわけです。 抗生物質を利用して飼育されている動物に関しては、豚や鶏、さらに魚などがあります。それらは感染症などで病気にかかって大量に死んでしまうこともあります。だからこそ抗生物質でそういった病気にかからないように対処しているわけです。 国産のものであれば平気、と思っている方もいるかも知れません。しかし、国産だからと言って安心できません。国内の動物の飼育にも抗生物質は利用されているのです。 自分で動物を飼育しない限りは、食べ物からの講師絵物質の流入を防ぐのは難しいでしょう。だからこそ、ちょっとした風邪くらいでは飲まないことが大切なのです。

免疫力の低下以外にもたくさんある抗生物質の副作用

・下痢

抗生物質は前述したように、腸内の細菌の種類も関係なく殺してしまいます。大事な善玉菌も殺してしまうかもしれません。 腸内再起のバランスが崩れてしまうと、発生してしまうのが下痢です。実際に、抗生物質との相性が極めて悪い、というかたも多いわけですが、そういった方の一定割合に現れってしまうのです。 病院側もそのことは把握しており、抗生物質と一緒に整腸剤を出すようなこともしてくれます。整腸剤を出さなければいけないほどの薬を飲む、といいう覚悟が抗生物質を飲むときには必要なのです。

・カンジダ症

抗生物質の副作用としてあまり印象がないかもしれませんが、実際に抗生物質を飲んだことでカンジダ症になってしまう方がいます。 カンジダは体内にいる菌であり、実は役に立っているのです。死んで毒性を持つような可能性のある組織を分解してくれるような作用があるのです。しかし、抗生物質を飲むとそのカンジダ菌が増えすぎてしまう、という問題があるのです。 異常繁殖すると腸管にまで勢力を広げてしまいます。 カンジダが増えすぎると以下のような影響が出てきてしまいます。

・副鼻腔炎
・耳の感染症
・胃腸機能障害
・体重増
・ホルモンのアンバランス
・精神錯乱
・うつ病
・不眠症
・慢性疲労
・膣炎
・膀胱炎
・口腔カンジダ症
・皮膚と爪の感染症
・便秘
・腎臓障害など

※「ストップ!ザ虫歯・口臭・歯周病・歯の痛み」の「抗生物質の副作用を知ったら、気軽には飲めなくなる」より(参考:https://haisya.ts-remy.com/body/disease/antibiotic/) ちなみにジャンクフードなどを食べすぎるとカンジダ症になりやすくなるので、食生活にも気をつけるべきです。

・薬が効きにくくなる

抗生物質の服用を少なくしすぎると耐性菌の成長を助長してしまいます。今度は、抗生物質を飲んでも効かなくなってしまうのです。強力な菌やウイルスを抗生物質によって生み出してしまうかもしれないわけです。 実は現状でも抗生物質の影響によって様々な耐性菌が生み出されています。薬に対して抵抗力を持っているので、いままで飲んでいた抗生物質では効かなくなってしまうのです。 ちなみに耐性菌に関しては、抗生物質を多用している病院や養護施設などに存在しているとされます。免疫旅育がない時にそれらの菌に触れてしまうと、大変なことになってしまうかもしれません。 自らの体内で耐性菌が生み出されないようにするためにも、抗生物質の多用早めましょう。そもそも抗生物質を過服用している人ほど、感染症の発生率が高い、ということもわかっているのです。病気を治すために飲んでいたものが病気を招くこともある、と理解しましょう。

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免疫力アップでアレルギー体質が改善する可能性あり

免疫力をアップさせることでアレルギー体質が改善する可能性があります。 そもそもアレルギーは何が原因で起こってしまうのでしょうか? 実は免疫が大きく関わっているのです。 アレルギー体質は免疫システムが正常化すれば理論上も医学的にも治るはずです。 花粉症で悩んでいる、という方も多いのではありませんか? 金属アレルギーという方もいるでしょう。 食物アレルギーに困っている方も少なくありません。 アレルギー体質であると、生活にも大きな支障をきたしてしまうのです。 自分自身の生活を向上させるためにも免疫力を高めて体質を改善しましょう。 こちらでは免疫力とアレルギーの関係性についてお伝えします。

現代はアレルギー体質の人が増えている!その理由とは?

昔に比べてアレルギー体質の人が増えています。 その理由は様々あるとされているのですが、こちらでは有力なものを紹介します。

・殺菌・抗菌のしすぎがアレルギー体質を増やす

最近では様々な殺菌アイテムや抗菌アイテムが出てきています。 そういったアイテムがあることで、無菌化されているわけです。 菌に増えていないことでかえって免疫の働きが弱くなる、ということが分かり始めています。 身体に危険な菌が入ることで免疫は活発化します。 その菌を排除しようと様々な機能を働かせるわけです。 しかし普段から菌が入ってこないような生活をしていると、免疫システム自体が活発に働かなくなってしまいます。 その結果、免疫に異常が発生してしまうのです。 そもそもアレルギーを発症するためにはIgE抗体と呼ばれるものが関わってきます。 アレルギーの原因物質に触れることで、体内にIgE抗体が蓄積されるようになります。 その蓄積したIgE抗体が一定の水準に達してしまうとアレルギーとして発症するのです。 IgE抗体自体には問題がありません。 本来は腸に入ってくるような寄生虫を攻撃するためのものなのです。 本来は腸で機能するIgE抗体がなぜか肌や目、そして鼻などで生成されてしまいます。 要は免疫に異常が発生している、ということになるわけです。 普段から菌に触れていないがため、ちょっとしたことで免疫が過敏に反応してしまう、といった仮説も立てられます。 【家畜のそばで幼少期を過ごすとアレルギー体質にならない!?】 ある調査結果が出ています。 幼少期に豚や牛などの家畜のそばで生活していた人と家畜のそばで生活をしていなかった人で、アレルギーが発症する確率が明らかに違っていたのです。 幼少期に家畜のそばで生活していた人は、していなかった人に比べてアレルギーの発症率が4分の1でした。 家畜は様々な菌を持っています。 それらの菌を息で吸い込むことによって、免疫機能は正常に働くようになるのです。 確かに無菌状態は安心かもしれません。 しかしアレルギーという観点からみると無菌状態はマイナスなのです。

・現代社会のストレスが影響している

免疫システムに大きく関わっているものとしてストレスがあります。 強いストレスが体にかかることで、免疫システムに問題が発生することも十分に考えられるわけです。 特に近年増えているのが女性のアレルギー患者です。 女性が社会進出することにより、大きなストレスが掛かるようになりました。 その結果、女性のアレルギー発症率がアップした、とする報告もでているのです。 ストレスを感じると免疫力が低下し自己免疫疾患が発症しやすくなります。 アレルギー体質の方はストレス対策も重要になってくるわけです。

アレルギー疾患患者の年齢別割合とは

こちらは平成26年に発表した厚生労働省のデータを元にしています。 ※参照元PDFデータ(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000111693.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E7%96%BE%E6%82%A3+%E5%89%B2%E5%90%88+%E8%AA%BF%E6%9F%BB%27

・アレルギー性鼻炎の年齢別割合

・19歳以下・・・43% ・20歳から44歳以下・・・19% ・45歳から69歳以下・・・25% ・70歳以上・・・13% ※総患者数・・・推計66万3,000人

・アトピー性皮膚炎の年齢別割合

・19歳以下・・・36% ・20歳から44歳以下・・・44% ・45歳から69歳以下・・・16% ・70歳以上・・・4% ※総患者数・・・推計45万6,000人

・喘息の年齢別割合

・19歳以下・・・38% ・20歳から44歳以下・・・17% ・45歳から69歳以下・・・26% ・70歳以上・・・19% ※総患者数・・・推計117万7,000人

・結膜炎(非アレルギー性を含む)の年齢別割合

・19歳以下・・・14% ・20歳から44歳以下・・・16% ・45歳から69歳以下・・・27% ・70歳以上・・・43% ※総患者数・・・推計27万8,000人

・年齢別割合から見えてくるもの

すべてのアレルギー性疾患で言えることではありませんが、少子化であるにもかかわらず、アレルギー性疾患の患者の割合が若い方に多い、ということが分かります。 顕著なのがアトピー性皮膚炎です。 アトピー性皮膚炎は44歳までの患者が全体の80%を占めています。 年齢が高い方の発症率が極めて低いことがわかります。 アレルギー性鼻炎についても44歳までの患者が全体の62%を占めていますし、喘息についても44歳までの患者が全体の55%を占めています。 若年層でアレルギーが発症するケースが多くなっている、ということはデータにも裏打ちされているわけです。

アレルギー体質を改善する免疫力をアップする方法とは?

・乳酸菌を摂取する

免疫細胞の60%が腸にいるとされています。 その腸の環境を整えることが免疫システムを向上させる、ということを指摘している専門家もどんどん増えているのです。 腸内細菌の中には、善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌がいます。 免疫力をアップするためには、善玉菌を増やす事が必要になってくるのです。 善玉菌を増やすためにおすすめのものと言えば乳酸菌があります。 乳酸菌とは乳酸桿菌やビフィズス菌、そして腸球菌などを指しています。 ヨーグルトだけではなく漬物などの発酵食品に多く含まれている成分でもあるのです。 乳酸菌を摂取すると、善玉菌が優位になり悪玉菌が抑え込まれます。 免疫システムが正常化し、インターフェロンが活性化しNK細胞が次々と作られるようになるのです。 よりアレルギーに強い体質になると考えられています。 【実際に腸内のビフィズス菌が増えることで花粉症が軽減した例あり】 アレルギーとして多くの方が悩んでいるのが花粉症です。 戦後、各地に建材として利用するために杉を多く植えたのが、杉花粉による花粉症が増えてしまった原因とされています。 しかし、だからといって日本国民全員にスギ花粉による花粉症が発生するわけではありません。 実は花粉症は腸内環境が大きく関わっていることがわかってきています。 実際に腸内のビフィズス菌が増えることにより、花粉症が改善した事例がいくつもでてきているのです。 【アトピー性皮膚炎患者の腸内には乳酸菌が少ない!】 アトピーに関しても腸内環境が大きく関わっていることがわかってきています。 実際にアトピー性皮膚炎の患者の腸内を調査したところ、乳酸菌が明らかに少ないことがわかったのです。 調査によって腸内の乳酸菌量によって自己免疫疾患になる確率が決まってくる、という事が証明されたわけです。 仮にアトピーになってしまったとしても、乳酸菌を増やせば症状が緩和する可能性は大いにあります。

・単に乳酸菌を摂取しても意味なし

腸まで乳酸菌を生きて届けることが必要になってきます。 せっかく乳酸菌を摂取したとしても、腸に届く前に死んでしまえば意味がありません。 最近では「プロバイオティクス」という言葉を見かけることもあると思います。 プロバイオティクスとは、生きた状態で腸まで届けられることを指しています。 それらの記述があるサプリメントや食品を積極的に取ることが、免疫力をより効率的にアップさせることに繋がり、結果としてアレルギー症状も緩和させられるようになるわけです。

 

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免疫力の低下を促進させる生活習慣|過度な清潔

免疫力を低下させないためには、菌やウイルスなどと隔絶したような生活を送れば良い、と思っている方も多いのではありませんか?

定期的にアルコール消毒をして過ごしている、というかたもいるかもしれません。

確かに除菌などを定期的に実施すれば衛生状態も良くなります。

免疫力も向上して健康的なに暮らしが出来そうなイメージが有ることは確かなのですが、実は異なっているのです。

過度な清潔というものは、かえって免疫力を引き下げてしまうことが分かっています。

健康的になるためにしたことが逆効果になってしまう子ともあるので注意しましょう。

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ここでは、なぜ過度な清潔が免疫力を引き下げてしまうのか?さらにどのくらいの清潔度合いであれば免疫力を下げずに済むのか?ということをお話します。

なぜ清潔が免疫力の低下につながってしまうのか?

・抗体を作れなくなってしまう

我々の身体は、様々な菌やウイルスに対応できるように設定されています。しかし、菌やウイルスに対応するためには、抗体を作っておかなければなりません。抗体ができていれば、その菌やウイルスに影響を受けないで済むわけです。 しかし、いつも清潔にしていて体につくような菌を皆殺しにしていたらどうでしょうか。そもそも免疫システムが働かなくなってしまいます。菌によって体が影響を受けないので、抗体も作れません。もしも体が新たな菌やウイルスに触れてしまった場合には、特に重大な影響を受ける可能性が出てきてしまいます。 その菌やウイルスですが、かりにインフルエンザウイルスのような非常に強いものであった場合にはどうなってしまうでしょうか。もともとある程度の抗体がある方であれば、被害は出にくいです。インフルエンザにかかったとしてもひどくならずに済むのです。しかし、普段から抗体ができていない方であれば、もろにインフルエンザにかかってしまい高熱に何日間もうなされる、といった状態になりかねません。

・常在菌も殺してしまう可能性あり

除菌シートなどをよく利用していたり、アルコール消毒をよく行っている方は、自分の体に普段からいる菌も殺してしまっていることに気づいてほしいです。もちろん、菌やウイルスには悪いものもあります。しかし、その全てが悪いものとはいえません。 実は、我々の体には常在菌というものがあります。その菌は我々の体のバランスを保っているのです。常在菌がいることで、体の内部に病原菌が入らないようにガードしてくれているのです。菌も健康に役立っている、ということを知らなければなりません。 お肌の上にもしっかりと役割を果たしてくれている菌がいるのですが、その菌まで除菌してしまうようなことがあると、お肌のバランスも崩れてしまいます。悪い菌が繁殖しやすい状態になってしまいかねません。良い常在菌がお肌の上にいることで、悪い菌が繁殖しないようにも対処してくれているのです。 自分のお肌の上に菌がいる、ということに気持ち悪さを感じる方も多いでしょう。しかし、その菌には美肌を維持するための役割もあるのです。

日本人と清潔

・日本人は綺麗好きすぎる?

日本人は、実はは世界の中でもかなりきれい好きな人々の集合体でもあります。もう江戸時代の頃には定期的にお風呂に入るような習慣がありました。銭湯もあり、仕事に後に通う人々の多かったのです。毎日温かいお湯に浸かることで、お肌の汚れなどをきれいに流していました。 現在では、毎日お風呂に入るのはもちろんですいが、石鹸などをつかってゴシゴシとお肌を洗浄しているのです。毎日大量の常在菌を殺しているのと同じ状況です。 さらに、トイレではウォシュレットというものもあります。肛門付近を綺麗にするためのものですが、これもまたお肌の菌を洗い流していることにほかなりません。もちろん、ウォシュレットは健康に寄与していることは間違いありません。切れ痔などの方にとっては救世主とも言える存在です。 しかし、過ぎたるは及ばざるが如し、です。何事もやりすぎてしまうのは良くありません。特に生活に関しては、免疫力が低下しすぎてしまいます。 ちなみに洗えば洗うほど臭くなる、という現象もあります。実は体を清潔にしすぎている人は、常在菌のバランスがおかしくなり臭いを発する悪玉菌が繁殖しやすくなってしまうのです。 よくあるのが、耳掃除をしすぎて耳の中にカビ菌が繁殖してしまう、というものです。耳の中から猛烈な臭いがすることもあるので、洗いすぎは逆に体臭を悪化させることもある、ということは覚えておくべきです。

免疫力を保つためにはどのくらいの清潔度合いで良いのか?

・洗浄力の強いもので体を洗うのは1日あたり1回にすること

・シャンプー
・ボディソープ
・洗顔料

上記のような洗浄力の強いものを使って体を洗う機会を多くしてしまうと、免疫力が弱くなってしまいます。常在菌が体からいなくなってしまうからです。ただし、1日1回程度であれば問題ありません。菌の繁殖力は強いので、一定時間が経てば元の数に戻るのです。 問題になるのは1日あたり2回や3回、それ以上も体を洗浄力の強いもので洗ってしまう、ということです。常在菌が元の数に戻る前に洗ってしまうと、さらに数を減らしてしまいます。最終的には、お肌の上にほとんど菌がいない状態になってしまうのです。

【洗いすぎによる乾燥も免疫力を下げる原因となる】
何度も体を洗ってしまうと、その度に皮脂を取り除くことになってしまいます。皮脂は嫌なものとして認識されているかもしれませんが、天然の保湿成分でもあるのです。お肌は皮脂があることによって、刺激にも負けません。お肌をカバーするような役割があるのです。

皮脂がなくなってしまうと、お肌は乾燥してちょっとした刺激でも傷ついてしまいます。中には出血してしまうようなケースも有るのです。沿いの傷ついてしまった部位に菌が入り込むと、身体の中に病原菌が入ることになります。ウイルスに感染しやすい状態になってしまうのです。いくら免疫力があったとしても、体内に直接入ってきてしまったものに対してはなかなか対応が難しくなってしまいます。傷が化膿してしまうような状況にもなりかねません。

【汗をかいてどうしても体が気持ち悪い時はどうすればよいのか?】
夏場などは汗をかいてしまいます。寝る前のお風呂以外にもさっぱりと汗を流したい、といった気持ちになることもあるでしょう。そのようなケースであったとしても、なるべく洗浄力の強いものは利用しないでください。

ぬるま湯だけで体を流しましょう。ぬるま湯でも身体の汚れはしっかりと流れ落ちます。皮脂に関してもお湯には溶解しやすいので、頭皮のベタつきなども、ある程度さっぱりするのです。 洗浄力の強いものを利用してしまうと、毛穴の中にある皮脂まで取り除くことになってしまいます。そうなると一気にお肌が脆弱な状況となってしまうので、何としてでも避けなければなりません。

・シャンプーなどの種類にも注意しよう

洗浄力の強いシャンプーやボディソープを利用している方も多いと思います。そういったものには、洗浄成分以外にも殺菌成分がたっぷりと入っているものもあります。そういったものを継続して利用してしまうと、お肌の受けから菌がいなくなってしまうのです。 おすすめなのはお肌に優しいタイプのものを利用する、ということです。例えば、洗浄成分がアミノ酸系のものがおすすめです。アミノ酸系の洗浄成分は、お肌と同じ弱酸性のペーハー(pH)となっています。例えば、石鹸などはアルカリ性です。弱酸性のお肌にアルカリ性の物が触れると毛穴が開く、といった差用があるのです、結果的には、毛穴の奥にある皮脂まで根こそぎ洗浄してしまいます。 他にも高級アルコール系の洗浄成分も良くありません。石油系の洗浄成分であり、非常に強い作用を持っているのです。お肌に対する刺激もあるので、継続して利用すると、お肌に炎症などが起きやすくなったり、乾燥を招いてしまったりすることがあります。 ちなみに赤ちゃんが利用できるようなボディソープを利用したり、無添加のものを利用したり、ということもおすすめです。比較的洗浄力が抑えられているので、お肌の常在菌のバランスも整えてくれるのです。

赤ちゃんの時に菌に触れるほど免疫力が高まる!

・農家の子供のほうがアレルギーにかかりにくい

免疫システムがおかしくなることによって発症してしまうのがアレルギーです。花粉症やアトピー性皮膚炎、金属アレルギーや食物アレルギーなどなど、様々なアレルギーが実際にあるのです。 そのアレルギーですが、実は子供の時に家畜の金に触れているのか、それとも触れていないのかで発症率が大きく異なることがわかりました。 2008年にNHKで放送された「病の起源 第6集 アレルギー ~2億年目の免疫異変~」という番組で知った方も多いのではありませんか。 エンドトキシンと呼ばれている細菌があります。その細菌は家畜の糞に存在しているもので、特に牛の糞に多くいるとされています。家にエンドトキシンが多く存在する家庭の子供のほうがよりアレルギーになりにくかったことがわかったのです(対象地域:南ドイツ)。 一方でエンドトキシンの数が少ない農家ではない一般的な家庭の子供は農家の子供に比べて、アレルギーの発症率が4倍にもなることが分かっています。 要は小さい時に菌にしっかりと触れることで免疫力が正常化する、という人間の機能が明らかにされたというわけです。 ※「小さな赤ちゃん応援センター(未熟児育児情報など)」の「「牛舎」と「動物園」が赤ちゃんの免疫力アップ、アレルギー対策になる、は本当?」より(参考:http://akachan.chu.jp/kiji_gyuusya.html) ただし、子供の免疫力を高めるために農家になるわけにも行きません。そこでおすすめしたいのが、1歳になる前に動物園デビューをさせてあげる、ということです。微量であったとしても、菌による影響を少しでも与えてあげる必要があるのです。何も赤ちゃんに動物の糞に触れさせればよいのではありません。動物園には動物の糞があります。その周辺の空気には微量の菌がいるわけです。それは空気によって赤ちゃんの体内にも届きます。そこで抗体などができるようになるのです。 ちなみに「犬や猫を飼っていても免疫力についてはあまり意味がない」とされていることは付け加えておきますね。

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シックハウス症候群と免疫の関係性

シックハウス症候群で悩んでいる方はすくなくありません。

シックハウス症候群自体も、ある意味免疫システムの誤作動が関係しているのです。

アレルギー症状の一種です。

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ここでは、そもそもシックハウス症候群とはどういったものなのか?なぜシックハウス症候群になってしまうのか?有効な対策法はないのか?といったことをお話します。

シックハウス症候群は免疫システムと非常に密接に結びついています。

シックハウス症候群の理解を深めることが、今後の自分の体を守ることにもつながるのです。

家にいるとちょっと体調がおかしい、という経験をしたことがある方は必見です。

もしかしたら、すでにシックハウス症候群の兆候が現れているのかもしれませんよ。

シックハウス症候群とは何か?

・室内の汚染化学物質によって引き起こされる様々な症状のこと

我々の住んでいる建物に室内には、様々な物質があります。その物質の中には汚染化学物質と呼ばれているものがあるのです。免疫システムが何故かその物質に対して過敏に反応してしまい、様々な諸症状を起こしてしまうのがシックハウス症候群です。

・どのような症状が現れるのか?

【症状例】
集中力の低下、筋肉痛、微熱、腹痛、頭痛、関節痛、咽頭痛、不眠、視力障害、だるさなど

非常に多くの症状が出ることでも知られています。その人の体質によって、弱い部分に症状が出やすい、といった特徴も有しています。 上記した以外にも症状が現れるケースが多くなっており、それらを総称してシックハウス症候群と呼んでいます。 ※「YAHOO!ヘルスケア」の「シックハウス症候群」より(参考:https://medical.yahoo.co.jp/katei/column/270335C01/?disid=270335C01

・ハウス(家)だけで起こる症状なのか?

家だけで起こるのではありません。シックハウス症候群は「シックビル症候群」とも呼ばれているのです。ビル住居者にも同じような症状が見られるので、建物であれば発生する可能性がある症状です。 近年では、小学校でも同様の症状が現れることもあるので「シックスクール症候群」とも呼ばれています。

・いつごろから発生すつるようになったのか?

木製の住居やレンガ造りの住居ではシックハウス症候群は発生しませんでした。木も土(レンガ)も化学物質ではありませんからね。ですから、昔はなかった症状なのです。 化学物質が関わっている過敏症の一つなので、禁煙になって発生するようになりました。特に1970年代以降に爆発的に増えてきたのです以前は化学物質過敏症と言われていましたが、その化学物質過敏症もシックハウス症候群の一つです。 1970年代から省エネ政策が実施されました。気密性や高断熱性が住宅に求められたのです。その結果、家の中の空気がそのまま滞留するようになってしまいました。化学物質も室外へなかなか逃げていかなくなってとどまるようになってしまったのです。 他にも、建材の製造過程で農薬と同じ成分の薬剤を使用し、防腐・殺菌処理を施す用になったのも大きな転換点の一つとなりました、

なぜシックハウス症候群が発症してしまうのか?

・化学物質に免疫が過敏に反応してしまうから

・ホルムアルデヒド・・・塗料や接着剤に入っている
・トルエン・・・建材屋や塗料、防虫剤に含まれている
・キシレン・・・建材屋や塗料、防虫剤に含まれている
・揮発性有機化合物(VOC)・・・可塑剤に利用されている

※可塑剤(かそざい)とは・・・熱可塑性合成樹脂に加えて柔軟性や対候性改良する添加薬品類の総称(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E5%A1%91%E5%89%A4) 上記したような化学物質が建物内には多く飛散しています。それらを吸い込んでしまうことで、我々の身体に不具合が起こってしまうのがシックハウス症候群なのです。 何も鼻や口から入ることだけでシックハウス症候群になるわけではありません。目から入ることでアレルギー症状のような状態になってしまうこともあります。 発症の流れとしてはアレルギーの発生と同じです。化学物質に体の免疫システムが過剰に反応しすぎてしまうのです。その結果、様々な症状が出てきてしまいます。

・同じ建物内にいるのに症状が出る人と出ない人がいるのはなぜか?

化学物質に対する耐性が個人個人で異なっているからです。化学物質をある程度許容できる人とできない人がいます。許容量が少なすぎる方は、シックハウス症候群が出てきてしまうのです。 わかりやすく説明すると、お風呂と水道があります。許容量がお風呂であり、シックハウス症候群になる原因物質が水道です。水道の水がお風呂から溢れ出てしまうほど化学物質を体内に入れてしまうと、免疫システムが作動してアレルギー症状を出してしまいます。 注目してほしいのが、人によってそのお風呂の大きさが違う、というところです。イメージとしては、一般的な個人住宅のお風呂の大きさもあれば、銭湯のような大きさもあるわけです。容量が大きい方は、シックハウス症候群になりにくい、と言うわけです。

・具体的にどのような症状が出てしまうのか?

・消化器系の症状例・・・下痢や便秘
・精神系の症状例・・・不眠、不安、うつ症状など
・自律神経系の症状・・・異常な発汗(多汗症の発症)、手足の冷え(末端冷え性)、疲れやすい
・眼科系の症状例・・・結膜の刺激的な症状
・循環器系の症状例・・・心悸亢進
・免疫系の症状例・・・皮膚炎、喘息、自己免疫疾患

※心悸亢進(しんきこうしん)とは・・・動悸。心臓の拍動数が増加して,前胸部に鼓動を強く感じること(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より抜粋(参考:https://kotobank.jp/word/%E5%BF%83%E6%82%B8%E4%BA%A2%E9%80%B2-81459) シックハウス症候群には様々な症状が見受けられます。もちろん免疫系の障害も発生してしまいますが、他にも精神的な問題が発生してしまうこともあるのです。様々な病気の原因いなってしまう可能性があるわけです。 単なるうつ病と思っていた方が、「よくよく調べてみるとシックハウス症候群だった」という例もあります。

シックハウス症候群の予防方法とは?

原因物質を一定量以下にすることが大事

【室内環境指針値】
・ホルムアルデヒド・・・100μgm3(0.08ppm)
・トルエン・・・260μgm3(0.07ppm)
・パラジクロロベンゼン・・・240μgm3(0.04ppm)
・クロロビリホス・・・1μgm3(0.07ppb)(小児では0.1μgm3)

※参考:https://medical.yahoo.co.jp/katei/column/270335C01/?disid=270335C01 数値を見てもどうすればよいのかわからない、という方がほとんどだと思います。要は、化学物質の空気中の濃度を減らすことが最重要課題になります。 空気中の化学物質の濃度を引き下げるために実施すべきは、換気です。部屋の空気を定期的に入れ替える、ということが極めて重要になってくるわけです。1日に1回から2回程度は、窓を開け放して外の空気を室内に取り込みましょう。そうすることで、化学物質の濃度が下がっていきます。 他にも、定期的に換気扇を回す、ということも必要です。長時間換気扇を利用する必要はありません。お風呂から出た後に、お風呂の換気扇を一定時間回したり、トイレに入った時にトイレの換気扇を一定期間回したり、ということもおすすめです。

・加湿器を利用して換気を実施する

単に換気をしただけでは、化学物質が効率的に外に出ていかないかもしれません。空気中に揮発した化学物質については、加湿器を利用するのがおすすめです。加湿器を利用しただけではダメなのですが、揮発した化学物質は水滴と結合します。その上で換気扇を回すことで、水蒸気と結合して室外へ追い出される、ということになるわけです。 ※湿気の多い季節、は加湿器の利用はかえってシックハウス症候群を重度にしてしまう可能性があります。高温多湿になりすぎると、ダニやガビが発生しホルムアルデヒドがより多く飛散してしまうのです。乾燥のひどい季節のみ、加湿器による対策を実施しましょう。

・合板などにはニスを利用すること

合板を利用している家にいると、その接着に使われた材料でシックハウス症候群になってしまうかもしれません。合板に関しては、シェラックワニスなど安全なニスで覆いましょう。ニスで覆うことで化学物質が飛散しにくい状況を作れるのです。

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免疫力アップでダイエット効果が高まる!?

ダイエットを何度となく行っているのに、なかなか痩せられない、という体験をしている方も多いのではありませんか? 特に年齢が高くなればなるほどダイエットには成功しづらくなってしまいます。 そのダイエットですが、実は成功の鍵は免疫にあったのです。 免疫ですが、単に健康のために役立つもの、といったことを理解している方も多いと思います。 しかし免疫とは体の根幹をなすものの一つといってもよいほどのものです。 痩せる、ということにも密接につながっているので、ダイエットを考えている方は免疫にも注目しなければなりません。 こちらではダイエットと免疫の関係性、およびどのような方法であれば免疫がアップしてダイエットの効果が高まるのかということについてお伝えします。 ダイエットに何度も失敗してしまった経験がある方は必見です。

ダイエットと免疫の関係性とは

・免疫力が大きく関わっているのが基礎代謝である

ダイエットをする方が気にしているのが基礎代謝ではありませんか? 基礎代謝とは、何もしないでも勝手に消費するものとなっています。 基礎代謝は筋肉量なども関係してきており、もちろん筋肉量が多い方のほうが基礎代謝は高くなります。 生命を維持するために必要最低限のエネルギーを基礎代謝と呼んでいます。 ちなみに基礎代謝は1日の消費エネルギーの約70%を占めているのです。 要は基礎代謝が高ければ高いほうがダイエットは成功しやすい、といっても過言ではありません。 確かにカロリーの消費量を高める運動についてもダイエット効果があります。 しかし基礎代謝量が高い方であれば、食事を減らせばすぐにでもダイエットが成功するのです。 そこで気になってくるのが、ダイエットと関連がある基礎代謝と免疫力は関わっているのか?という部分です。 もちろん大きく関わっています。 免疫力がある人とない人で大きく異なっているのが体温です。 体温が高い傾向にある人は免疫力が高く、体温が低い傾向にある人は免疫力が低いです。 実際に体温が1度異なるだけで、免疫力に30%以上の違いがある、という研究結果も出ているほどです。 そして体温は基礎代謝にも大きく関わります。 そもそも人体のエネルギーですが、体温を維持するためにもたくさん利用されているのです。 高体温であればエネルギーをたくさん消費するので、太りにくくなります。 一方で低体温であると、それほどエネルギーは必要としません。 結果として太りやすくなるのです。 ちなみに基礎代謝も免疫力と同様に低体温であると大きく低下します。 体温が1度低くなると、基礎代謝が12%から13%も低減してしまうことがわかっています。

体が低体温になって免疫力が下がってしまう原因とは?

・睡眠不足が大きく関連している

意外に思う方もいるかも知れません。 実は低体温の原因は睡眠不足にもあったのです。 寝不足の方の中には、冷え性で悩んでいる方が多い、といった事実もあります。 寝不足になってしまうと、ストレスが高まった状態になってしまいます。 人間は寝ているときに脳がリラックスします。 脳がリラックスするからこそストレスが解消されていくわけです。 ストレスの作用として血管の収縮があります。 血管がすぼまってしまい、毛細血管まで血液が送られません。 その結果、末端などが冷えてしまうわけです。 冷えはまさに低体温です。 睡眠不足であることが、免疫理力の低下とダイエットの失敗を招く、ということは覚えておかなければなりません。

・冷たい食べ物と飲み物を好んで摂取している

寒い季節は冷たいものを積極的には摂取しないかもしれません。 しかし暑い季節になるとどうしても冷たい飲み物ばかりを飲んだり、冷たい食べ物ばかりを食べたりしてしまいがちです。 冷たいものを摂取すると、胃腸が冷えることになります。 胃腸は人体の根幹とも言える場所にあり、その部分が冷えてしまうと、全身の冷えのもとになってしまうわけです。 直接的な冷えを与えるだけではありません。 注目してほしいのが、腸には人体の60%に及ぶ免疫細胞がいる、ということです。 免疫細胞も冷えに弱いのです。 機能が弱まってしまい、免疫力が低下してしまいます。 さらに冷たいものを摂取すると、腸内環境も悪化します。 冷たい食べ物を摂取すると下痢になりやすい方もいるのではありませんか? 下痢ということはまさに腸内環境の悪化を示しているのです。 免疫細胞にとっても居心地の悪いところとなってしまい、外敵が入ってきたときにしっかりと機能できません。

・運動不足である

筋力が低下していることも冷えの原因となりますし、免疫力が低減する原因となります。 筋力が低下している方の多くは、運動不足なのです。 ちょっとした買い物にも自動車を利用していませんか? 体を動かさなければ、当然筋肉は鍛えられません。 どんどんと筋肉は小さくなってしまい、基礎代謝量が落ち込んでしまうのです。 さらに筋肉については熱を生む期間でもあります。 エネルギーを多く消費する部位なので、筋肉があればあるほどエネルギーが消費します。 身体が温まりやすくなり、結果として免疫力が向上するのです。 スポーツ選手は1日あたり5,000キロカロリーや8,000キロカロリーを食べたとしても太りません。 もちろん身体を動かしているからですが、筋肉量があることで基礎代謝が高いからでもあるわけです。 運動不足の状態でダイエットをしたとしても、成功はかなり難しいでしょう。 基礎代謝がないので、食事量を減らしたとしても、大きな効果は得られないのです。

免疫力アップとダイエット|どんな方法がおすすめなのか?

・有酸素運動がおすすめ

有酸素運動では大きな筋肉を身につけることは出来ませんが、一定の筋肉量を維持することが可能です。 さらに体を動かすことになるので、体温を高めることも出来ます。 有酸素運動は多くの女性が取り組んでいると思います。 注意してほしいのが食事を大幅にカットした上で有酸素運動を実施する、ということです。 食事を控えた状態で有酸素運動をすると、エネルギーがないので筋肉などを破壊してエネルギーとしてしまいます。 それでは体温が上昇しにくくなり、免疫力ダウンにつながってしまうのです。 有酸素運動をするときには一定の食事は必ずとってください。 しっかりとした有酸素運動を定期的に実施しているのであれば、炭水化物に関しても一般的な量をとっても構いません。 炭水化物を摂取することでエネルギー源を確保し筋肉量を維持できるわけです。

・どんな有酸素運動がおすすめなのか?

・ヨガ ・サイクリング ・ストレッチ ・水泳 ・ウォーキング ・ジョギング 有酸素運動に関しては上記のようなものがあります。 どれもおすすめの有酸素運動なので、取り入れられるものを積極的に実施しましょう。 以前は有酸素運動を連続して20分以上行わなければならない、といったことがいわれていました。 しかし現在では否定されています。 実は1日あたりあわせて20分でも効果があることがっわかっているのです。 ですから朝に10分間ウォーキング、夜に10分間ウォーキングといった方法でも有酸素運動になります。 自分の好きな時間を使って効率的にダイエットを成功させましょう。

・有酸素運動はどの時間帯に実施すべきか?

最も効率的なのが昼間です。 昼間のほうがカロリーの消費量が高いことがわかっています。 また気温も高いので、体温も温まりやすく、効率的に免疫力を高めることも出来ます。 平日の昼間に運動するのは難しいと思いますが、仕事が休みのときなどは昼間に運動するようにしてください。

・ダイエット中もタンパク質量は減らさないこと

筋肉をつけるために大量にタンパク質を取ることはありません。 しかしなるべくタンパク質の摂取量は落とさないことが肝心なのです。 タンパク質の摂取量を減らしてしまうと、筋肉が落ちてしまいます。 ダイエットが成功しづらい身体&免疫力が落ちた体になってしまいます。 タンパク質はお肉や魚、そして大豆製品などでも摂取できます。 それらのいずれかを毎食食べてください。 ちなみに1日あたりのタンパク質の基準摂取量は体重の1,000分の1です。 60キログラムの方であれば60グラムのタンパク質を摂取しなければなりません。

 

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激しい運動をすると免疫力が低下するって本当なの?

運動をすることは免疫力の向上に役に立つ、という認識があると思います。

その認識は概ね間違っていません。

しかし、限度があることも事実です。

運動の内容が激しすぎてしまうと、かえって免疫力を引き下げてしまうかもしれません。

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こちらではなぜ激しい運動をしたらダメなのか?といったことを明らかにしていきます。

また、どういった運動が免疫力にとってダメなのか?どういった運動が免疫力にとって良いのか?ということも明らかにしていきます。

日頃から運動をしているのに、風邪を引きやすくて困っている方もいるでしょう。

体力はついているはずなのに、免疫力が下がってきている、という方は必見です。

なぜ激しい運動は免疫力を低下させてしまうのか?

・ナチュラルキラー細胞の活性度が低下してしまうから

激しい運動を行なうと、免疫細胞の中でも極めて重要な役割をしているNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きが衰えてしまうことが分かっているのです。ナチュラルキラー細胞は、誰に命令されなくても勝手に問題のある細胞などを攻撃するシステムを持っています。例えば、1日に何千と出来てしまうがん細胞を攻撃して健康状態を維持しているのも、ナチュラルキラー細胞のおかげなのです。 そのナチュラルキラー細胞は、血液のリンパ球の1割から3割を占めています。もしもその機能が衰えてしまうようなことになれば、細菌やウイルスを見逃すような状態になってしまうわけです。 以下に2時間30分のランニングを実施するとナチュラルキラー細胞がどうなるのか、という部分を明らかにします。

【2時間30分のランニングした後のナチュラルキラー細胞の活性度合い】
・ランニング直後・・・ランニング前より微増
・ランニング1.5時間後・・・ランニング前よりも61%減
・ランニング3時間後・・・ランニング前よりも57%減
・ランニング6時間後・・・ランニング前よりも51%減

※「気になることを調べてみましょう」の「激しい運動をすると免疫力が低下する?」より(ページ内にグラフあり)(参考:http://ameblo.jp/orange54321/entry-12090981502.html) 注目してほしいのが、ランニング直後は一時的にナチュラルキラー済美王が活性化している、という部分です。しかし、その状態は維持できません。あそれからしばらくすると活性度合いが一気に半分以下になってしまうのです。ランニング前のナチュラルキラー細胞の活性度合いが半分以下になっているのは、ランニング後の6時間後まで続いているのです。 2時間半の運動で、その状態を回復するまでには何倍もの時間は必要になる、ということです。要は日常的に激しい運動をしている方は、ナチュラルキラー細胞が働きにくい状態になっているケースが多い、ということでもあります。 2時間半のランニングをする人は、マラソンランナーなどバリバリ活躍しているアスリートになると思いますが、趣味で長時間のランニングをしている、というかたも気をつけたいところです。

・免疫グロブリンA(IgA)の分泌量が低下する

免疫グロブリンA(IgA)ですが、免疫の一種であり、風邪などの症状を抑える機能があります。健康を維持するためには欠かせないものなのです。 しかし、激しい運動をしている人は、その免疫グロブリンA(IgA)の分泌量が低下していることが分かっています。そして体内にウイルスの一種である「EBウイルス」が増加する、という相関関係も確認されているのです。 これはラグビー選手の強化合宿をもとにしたデータなのですが、32人の選手の健康状態を1ヶ月間調査しました。その結果、唾液中に分泌される免疫物質のグロブリンA(IgA)の量が少なくなっているこが分かっているのです。さらに、その免疫である「グロブリンA(IgA)の低下後にEBウイルスが増えているが増えていることが分かっています。 ちなみに、その調査期間中に体力があるラグビー選手であっても32人中6人に風邪の症状が現れました。激しい運動と免疫システムの低下の関係性が証明されたのです。 ※データは「Int J Sports Med. 32: 393-398, 2011」より(参考:http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20120727/130901/

・まとめ

何故激しい運動をすると免疫システムが衰えて体調不良を引き起こしてしまうのでしょうか。 その一つの理由として考えられているのが、筋肉の損傷です。激しいトレーニングを長時間実施すると、筋肉が損傷します。筋トレをすると筋肉が一時的に損傷をして、その状態から回復する時にいままでよりも大きな筋肉となって体が作られていくわけですが、その時に免疫ステムが衰えてしまうのです。 激しいトレーニングをすると、腫れや痛みといった炎症が起こる党になります。しかも、日常的に発生するようになると、免疫システムが気を利かせてしまうのです。なるべく身体に炎症を起こさないように、免疫は脳を抑えるようになってしまいます。そもそも炎症というものは身体を守るために一つの機能です。ウイルスが入ってくると高熱を我々は出しますよね。その熱でウイルスを駆逐しているわけです。 しかし、激しい運動を行なうと熱を発する機能が弱くなり、結果として細菌やウイルスが生き残りやすい状態になります。仮に強靭な肉体をもってしても免疫力が低い状態が続いてししまわけです。免疫グロブリンA(IgA)もナチュラルキラー細胞も結果として体を動かしすぎて筋肉を損傷してしまったからこそ発生している、と考えられています。 ※「日経ウーマンオンライン」の「意外に知られていない運動と免疫の関係 “適度”な運動で免疫力を高めよう」より(参考:http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20120727/130901/

どんな運動であれば免疫力が高まるのか?

・歩くだけでも効果が期待できる

実は1日あたり20分から1時間程度歩くだけでも、ナチュラルキラー細胞の活性が高まることが分かっています。歩くだけなので、筋肉を損傷させてしまう心配もありません。それでいて、血流も回復します。全身に免疫が行き渡るようになるのです。 運動には、無酸素運動と有酸素運動があります。無酸素運動は筋トレなどの非常にきつい運動のことを指しています。長時間行えるような運動ではなく、一瞬の瞬発力を活かしたタイプの運動が多いです。有酸素運動は、楽に長時間行えるタイプの運動のことを指しています。 免疫力を高める運動は後者の有酸素運動です。 有酸素運動には、ウォーキングやジョギング、さらにはサイクリングやスイミングなどがあります。ただし、それらの運動をきつく行ってはなりません。数十分間続けられる程度の軽い感覚で行うのです。 有酸素運動をすると免疫力が高まることは専門家からも指摘されています(順天堂大学医学部免疫学講座の奥村康特任教授など)。

・どうしても筋トレをしたい!でも免疫力を下げたくない!どうすれば?

趣味で筋トレをしている、という方も多いのではありませんか。しかし、趣味の筋トレで免疫力を引き下げていては意味がありません。頑強な身体にするためにも、免疫システムを維持したまま筋肉をつける、といった運動方法を実施すべきです。 免疫力を維持したまま筋トレをしたい場合には、筋トレの感覚を空けましょう。週に1回から2回程度の間隔で実施していくのです。免疫がしっかりと働いている時間を長くすることで、通常の免疫の状態に回復させることが重要なのです。毎日筋トレをしてしまうと、その度に免疫力が落ち込んでしまい、いつでもウイルスや菌が入り込みやすい状態になってしまいます。 ちなみに、筋トレは毎日行っても意味がありません。筋肉が回復するまでにはそれなりの時間がかかってしまうのです。まだ回復途中なのに新たに筋トレをしてしまうと、思ったように筋肉がつきません。無駄なトレーニングになってしまいます。 ボディビルダーの方は同じ部位を週に1回から2回の間隔で鍛えています。例えば、今日は腕。明日は足。明後日は背中と腹筋。といった具合です。

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免疫力アップに役立つ食事とは?

体の基礎を作るのが食事です。

食事に手を抜いてしまうと、様々な悪い状況がやってきてしまうかもしれません。

そうなってしまわないようにするためにも、食事には気をつけなければならないのです。

いまの食事習慣のままで過ごしていると、将来的に健康を害してしまうかもしれません。

健康に大きく関わっているのが免疫ですが、実はその免疫も食事と密接な関係性にあったのです。

ここでは免疫をアップさせるためのおすすめの食事方法についてお話します。

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どんな食事を心がけると免疫力が高まって、健康的な生活をおくれるようになるのでしょうか?

風邪をひくと長引きやすくなってしまった、という方は免疫に問題が出てきている可能性が高いので必見です。

免疫力をアップさせるために取り入れたいおすすめの食事とは?

・ミネラルを積極的に摂取すること

ミネラルと大きく関わっているのが、身体の温かさです。ミネラルをたくさん摂取することで、身体をあたためることができるのです。 そもそも身体は温まることで免疫機能が活性化します。有名なのががん細胞でしょう。がん細胞はどんなに健康的な人であったとしても、毎日全身の様々な部位で生まれています。4,000から6,000個ものがん細胞が毎日発生しているのです。しかし、そのほとんどは免疫細胞によって対処されているので、問題になることはありません。 実はそのがん細胞が生き残るか、それとも免疫細胞によって駆逐されるかは体温によって左右されていることが分かっているのです。 体温が36度台である人は、基本的にがんにはなりにくいとされています。一方で35度台の人はがん細胞が生き残りやすく、癌になりやすいことがわかっているのです。たった1度の体温の違いが、生死を分けることにもなりかねないのです。だからこそ、身体を温める栄養素であるミネラルを積極的に摂取する食生活に注目しましょう。

【ミネラルを多く含む食品例】
・牛肉などの肉類・・・亜鉛を多く含む
・牡蠣やしじみなどの魚介類・・・亜鉛を多く含む
・きゅうりやかぼちゃなどの野菜類・・・カリウムを多く含む
・ジャガイモなどの芋類・・・カリウムを多く含む
・バナナやナシなどの果物類・・・カリウムを多く含む
・牛乳とチーズなどの乳製品・・・カルシウムを多く含む
・食塩や醤油などの調味料・・・・・・ナトリウムを多く含む
・アーモンドなどのナッツ類・・・マグネシウムを多く含む
・豚や牛のレバー・・・鉄を多く含む
・ひじきなどの野菜類・・・鉄を多く含む

※「美肌×レシピ byスキンケア大学」の「ミネラルが多い食材とその働き」管理栄養士・料理家磯村優貴恵 先生緩急の記事より(参考:http://www.skincare-univ.com/recipe/bihada/article/008763/) ミネラルは様々な食品に含まれています。それらの食品バランスよく摂取することが必要になってくるのです。中には摂りすぎると健康を害してしまうナトリウムなどもあるので、大量に摂取すればよいというものではありません。大量に摂取したとしても免疫が上がるわけではなく、バランスよく各ミネラルを摂るべきなのです。

・食物繊維を積極的に摂取すること

そもそも免疫細胞の6割から7割が腸に存在しています。腸の健康は免疫にとってはなくてはならないものなのです。 そこで腸の健康を維持するために必須とされているのが、「食物繊維」です。 暢の健康に大きく関わっているのが、悪玉菌と善玉菌のバランスです。悪玉菌と善玉菌のバランスが乱れてしまうようなことになると、腸内環境が悪化して便秘になってしまうこともあります。便秘になると、大腸がんが発生しやすくなるなど、免疫システムにも多大姉異教を与えてしまうのです。積極的に食物繊維を摂取して、腸の状態を向上させ免疫システムを正常化させましょう。

【食物繊維を多く含む食品例】
・リンゴやバナナなどの果物類・・・水溶性食物繊維を含有
・しいたけやえのき茸といったきのこ類・・・水溶性食物繊維を含有
・ワカメや昆布などの海藻類・・・水溶性食物繊維を含有
・大豆やいんげん豆などの豆類・・・不溶性食物繊維を含有
・ブロッコリーやごぼうなどの野菜類・・・不溶性食物繊維を含有
・さつまいもや里芋などのイモ類・・・不溶性食物繊維を含有

※「美肌×レシピ byスキンケア大学」の「食物繊維の多い食品でも便秘に効果なし?」ホリスティック栄養コンサルタント・管理栄養士北川みゆき 先生監修の記事より(参考:http://www.skincare-univ.com/recipe/bihada/article/001122/) 食物繊維は野菜以外にも様々な食品に含まれていることがわかります。さらに水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二つのタイプが有ることもわかったと思います。どちらの方が良い、というわけではありません。双方ともにバランスよく摂取することが、腸の機能を高めて免疫力を向上させるのに役立ってくれるわけです。 ※水溶性食物繊維の役割・・・腸にある水分を吸着する作用があるので便が固くなるのを防ぎます。また善玉菌を増やす作用もありますいし、糖質の九州を抑制させる効果もあるのでダイエット時にもおすすめしたい成分です。。 ※不溶性食物繊維の役割・・・腸内で水分を吸収して大きく膨らむのが大きな特徴です。腸壁が刺激されやすくなり、便の排泄が促され超の蠕動運動が活発化。便秘の解消に役立つのです。

・発酵食品を定期的に食べること

現代人の多くは発酵食品を食べる機会が少なくなっています。以前であれば、定期的に食卓に発酵食品がありましたが、最近ではあまり見かけなくなってしまったのです。漬物を最後に食べたのはいつでしょうか?1週間前や2週間前、という方が多いのではありませんか? 実は発酵食品には免疫力を高める作用があります。積極的に摂取することで、免疫システムを正常化し、健康を維持することが出来るのです。 そもそも発酵食品には、納豆菌や乳酸菌といった酵母が豊富です。酵母は腸内細菌のバランスを整える機能があるので、腸内の働きが活発化して免疫細胞を健康的な状態にしてくれるのです。

【免疫システムの向上に役立ってくれる発酵食品例】
・納豆
・ヨーグルト
・チーズ
・漬物
・キムチ
・味噌など

※「免疫力と発酵食品」より(参考:http://www.d-iwatuka.co.jp/menneki_hakkou.html) 発酵食品の中にはカロリーが高いものもあるので、大量に食べる、ということはおすすめできません。しかし、1食のうち1品目程度は発酵食品を入れる、ということが重要なのです。 ・単体の食品としては「バナナ」に注目 近年ブームになっているのがバナナです。実はバナナには白血球を増やすような作用も確認されているのです。白血球には免疫機能があるので、高い効果が期待できることも事実です。白血球が増えれば、全身に免疫が至るような状態になります。 全身をくまなく免疫が守ってくれるのです。 少し詳しく解説するとバナナを食べると免疫活性を高める効果があるIL-12という物質が増える事はわかっています(「バナナ大学」の「『茶色バナナ』には免疫力を高める効果が期待できる」より(参考:http://www.banana.co.jp/3step/brown/)。IL-12という物質という物質が増えることで、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を刺激することも分かっているのです。 ただし、バナナがかなり熟した状態になっていることが条件となっているので、通常のバナナとは異なっています。

サプリメントの利用も考えよう

・食品で様々な免疫力に役立つ食品を摂取するのは難しい

ここまで食品によって免疫力のアップが目指せることを解説してきました。しかし、ここまで紹介したような食品をバランスよく摂取する、というのは簡単ではありません。そもそも全部を食べようとしてしまうと、肥満のおそれも出てきてしまうのです。 そこで注目したいのがサプリメントです。免疫力のアップ効果が期待できるサプリメントも実際にあります。食物繊維や発酵食品位多く含まれている酵素などを効率的に摂取できるようなタイプのものもあるのです。 しかも、サプリメントであればカロリーを気にすることもありません。肥満の恐れというものがほとんどないのです。 また漢方薬を併用するのもおすすめです。身体の機能を整えることに主眼を置くのが漢方なので、免疫力を高めるにはもってこいなのです。漢方薬系の成分を含めているサプリメントもあるので、そちらの利用を考えても良いかもしれません。

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免疫力が低下しやすい季節

免疫力は非常に大切です。風邪も引きやすくなりますし、様々な病気にもかかりやすくなってしまいます。

免疫力が下がるということは、身体の元気もなくなってしまう、ということにほかなりません。

老化現象の一種でもあるので、老けてしまうかもしれないのです。

免疫力を下げないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか?

その一つの方法として、季節によって重点的な免疫力対策を行う、というものがあります。

実は免疫力が下がりやすい季節があり、その季節に何も対策をしないと、様々な病気にかかってしまうかもしれません。

病気にかかってしまえば、それだけ体力も奪われます。

さらに状態が悪化してしまうのです。

免疫力の下がりやすい季節を知っておくだけでも、随分と状況は変化してきます。

ここでは、免疫力が下がりやすい季節と、その季節にはどういった対策を立てればよいのか、ということを明らかにしますね。

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免疫力が低下しやすい季節は冬!その理由とは?

免疫力が低下しやすい季節が菌が繁殖しやすいイメージがある春から夏にかけての湿気の多い季節ではありません。実は低温で乾燥している冬にこそ、大きな危険性があったのです。 こちらでは、なぜ冬のほうが免疫力は低下しやすいのか、ということを明らかにします。

・血液のめぐりが悪くなるのが冬

血液の流れと免疫は密接に結びついています。血液の中に免疫があるので、血液量が多ければ免疫システムは高まることになります。一方で、血液量が少なくなれば免疫システムは弱まってしまうわけです。 冬は他の季節に比べて身体に冷えが発生しやすいので、どうしても血行不良になってしまいます。全身をめぐる免疫細胞の数が少なくなってしまうので、免疫力が低下してしまうのです。 手の甲の血管を確認してみましょう、夏であればいつでも浮き出ている、という方でも冬の寒い部屋にいるような場面では血管が浮き出ていないのではありませんか。外気の温度によって血管が収縮してしまっているのです。冬は血管が収縮しやすい季節なので、免疫力が下がってしまうわけです。

・そもそも感染症が発生しやすいのが冬である

暑い季節については、それほど強いウイルスというものは出てきません。寒くなってくると出てくるのがインフルエンザ・ウイルスです。そういったウイルスによって、体力が奪われてしまい、結果として免疫力が低下してしまうのです。 問題は、なぜウイルスの影響を寒くなると受けやすくなるのか、ということでしょう。 まず注目をしてほしいのが、気温と湿度が下がるとウイルスの飛沫が空気中に漂っている間に水分が蒸発します。よって非常に小さくなるのです。小さくなると、ちょっとした空気の流れで遠くまで飛散するようになってしまいます。くしゃみや席をしただけでも、長距離に渡って移動できるようになるわけです。よって近くで席やくしゃみをされなかったとしても、ウイルスが自分の身体に到達してしまうわけです。 一方で、暖かくて湿気の多い季節は飛沫はせきやくしゃみをした周辺にしかとどまりません。広範囲に広がることはないので、免疫力に大きな問題は生じにくいのです。 ウイルスが含まれている飛沫が地面に落ちたとしても冬は安心できません。再び風によって舞い上がって襲い掛かってくる可能背位もあるのです。湿度の高い季節であれば、水分が付着しているのでウイルスも重くなっています。風邪が吹いても舞い上がるケースは少ないので、ウイルスが爆発的に広がってしまうようなことはありません。

・低気温や低湿度自体が人体の免疫力を下げる原因となっている

前述したのはウイルスにとって低湿度や低温度が適している、ということです。しかし、実は低湿度や低温度は人体自体の免疫力を下げるような機能も持っています。 冬の時期になると、隠れ脱水症状といったものが現れやすくなります。夏のように頻繁に水分を摂取しませんよね。汗が出にくくなるので、喉も乾きにくくなり、その結果喉や鼻の粘膜が乾燥しやすくなってしまうのです。 喉や鼻の粘膜が乾燥しているということは、ちょっとした刺激にも傷つきやすくなっているのと同じような状態です、。炎症が起きやすくなっているのです。炎症が起きているということは、その部位が傷ついているということになり、その損傷したV2ウイルスが入ってくると、簡単に体内にウイルスや病原菌が入り込んできて病気を引き起こしてしまうわけです。 喉と非常に近い部位にある扁桃についても、冬になると炎症を起こしやすくなります。扁桃にウイルスが入ってきやすくなり、ウイルスや最近の汗腺範囲がどんどんと拡大してしまうわけです。 お肌が乾燥しやすいのも冬です。カサカサのお肌のお陰で化粧水が手放せない、というかたも多いのではありませんか。実はお肌からもウイルスは入ってきてしまいます。乾燥すると、バリア機能がないのと同様です。ちょっと触っただけで傷ついてしまいます。そこからウイルスが入り込んで、考えもしない病気になってしまうこともあるのです。 水虫菌などは冬に繁殖しにくいですが、他の皮膚病にかかってしまう恐れもあるので気をつけましょう。

秋から冬にかけてはどんなウイルスに気をつけたら良いのか?

・インフルエンザ
・ウイルス
・RSウイルス
・ノロウイルス
・ロタウイルス
・アデノウイルス
・溶連菌など

特に近年注目されているのが、RSウイルス感染症と溶連菌感染症です。その二つについて詳しくお話させてもらいます。

・RSウイルス感染症とは

主に11月から1月にかけて流行するものです。症状としては風邪と同様で鼻水や鼻詰まりなどが発生します。咳の症状も発生するのですが、主にかかるのは乳児期の頃です。ただし、大人になってからでもかかるケースがあります。大人になると、症状はそれほど強く現れません。 基本的な感染経路はせきやくしゃみによる飛沫感染です。またはウイルスについたもの触れるといった接触感染を起こすこともあります。手などに傷があると、そこから感染する恐れもあるので気をつけましょう。 ちなみにRSウイルスに関しては今のところ治療薬もワクチンもありません。自身の免疫で対処しなければならないのです。小さいお子さんがいる家庭では特に感染しないように注意しましょう。

・溶連菌感染症とは

主に11月から1月にかけて流行します。また、5月から6月にかけても流行します。 溶連菌というものは非常に厄介なものであり、実は種類が豊富なのです。特に人体に影響を与えないものもあれば、悪い影響を与えてしまうものもあります。 溶連菌感染症は様々な症状を引き起こします。

・扁桃炎
・猩紅熱(しょうこうねつ)
・急性糸球体腎炎
・リウマチ熱
・急性咽頭炎など

溶連菌が恐ろしいのは、無症状感染者が多いという部分です。しかし、現状では発症していなくても、ひとたび発症してしまうと症状がかなり悪化してしまう事例が多くなっているのです。 感染経路は飛沫感染となっています。学校や家庭で集団感染を起こしてしまう事例が多くなっているのです。兄弟姉妹間は特に感染率が高く、50%の確率で感染します。親子間では約20%感染するといわれているのです。 溶連菌感染症は、自然治癒することはありません。免疫では対処しきれないのです。抗生物質があるので、そちらを10日間程度継続して飲み続けることで治します。 飲んでいると2日間から3日間で症状が落ち着きます。その時点で治ったと過信して薬をやめてしまうと、溶連菌が再び増殖してしまう恐れがあるので、必ず10日間程度は飲みきりましょう。

冬に免疫力を下げないためにはどうしたら良いのか?

・身体を冷やさないこと

・身体の温まるものを食べる
・運動を定期的に行う
・筋肉をつける

低体温になってしまうのが原因で、冬は免疫力が下がります。特に大きく関わっているのが、血行なのです。血行を高めるような対策をすることで、免疫力を改善し自然治癒力を高めましょう。 例えば、冷たい食べ物や飲み物を控えて鍋のような温かいものを食べるのもおすすめです。胃腸を冷やさないことが体温を引き下げない一つの対策法になるわけです。 ちなみに、身体を温めるとされる生姜や発酵食品などに含まれる酵素を摂取するのもおすすめです。それらには体を暖める作用があるのです。 運動を行うことで血管を拡張させることも重要です。冬の間ずっと血管が収縮してしまえば、免疫も体の隅々まで行き渡りません。1日あたり1回は軽い運動をおこなって、免疫を全身に送り込みましょう。 筋肉をつける、といった対策もおすすめです。筋肉をつけるためにはエネルギーを消費します。筋肉量が多い方が体を動かすと、効率的に温まるのです。そもそも筋肉質の人には冷え症がいない、とまでいわれています。 筋肉のあるなしで体質にも大きな影響を与えてくるわけです。

・マスクと手洗いうがいを定期的に実施する

冬は様々なウイルスがいます。 ウイルスに触れる、ということを認識して対処することがおすすめなのです。マスクを冬の間は積極的に身につけるだけで、マスク内は適度に加湿されることになります。鼻腔と喉の乾燥防止になって、ウイルスが入り込みにくくなります。 手洗いを積極的に行なうことで、接触感染の確率も引き下げられるのです。 ちなみにアルコール消毒もよいのですが、あまりに行ってしまうとかえって免疫力が弱くなってしまう恐れもあるので、1日に1回から2回程度にしましょう。

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免疫力低下と病気の関係性|がん・感染症・円形脱毛症

我々の身体は免疫によって守られています。

しかし、その免疫が誤作動を起こしてしまうことがあるのです。

また、免疫力自体が下がってしまっていることも少なくありません。

免疫に不具合が生じてしまうと、様々な病気が発生してしまう恐れもあります。

ここでは免疫力に問題が生じてしまうと、どういった病気になりやすいのか?ということをお話します。

円形脱毛症のようなものから、生命に関わってしまうような病気にかかってしまう恐れもあるので、非常に重要なテーマです。

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感染症にかかりやすくなってしまう

・風邪
・インフルエンザ

風邪といった一般的な病気から、インフルエンザといった季節によって発生するものも免疫には大きく関わってきます。免疫が正常であればなんとか対応してひどくならないですむケースが多いのですが、免疫力が下がっていると、身体に病原菌やウイルスが入り込んで強い影響を与えられる事になってしまうわけです。 そもそも我々の身体は日々、ウイルスや細菌に接しています。しかし、ほとんどの場合は病気になってしまうことはありません。生命防衛機構。いわゆる免疫がしっかりと働いてくれているので、未然に影響を防いでくれているのです。 また過去に感染してしまった病原体については、免疫が抗体を作っています。再び同じ病原体が入ってきたとしても、その抗体が役に立って影響を受けないようになっているわけです。 さらに免疫には、我々の身体の反応にも大きな影響を与えています。例えば、鼻の粘膜にウイルスが付着すると、それを排除しようとしてくしゃみや鼻水を出そうとします。 他にも消化器官にウイルスが侵入をした場合には、そのウイルスを排除するために嘔吐や下痢と言った症状を出すのです。免疫には様々な機能があり、感染症を防ぐような役割を持っています。結果的インは、体内でのウイルスの増殖を抑えられるので、ひどくならずに済む、といった効果が得られます。 ちなみに風邪をひくと熱が出るわけですが、これも免疫による反応の一種です。体温を高めることで、体内に入ってきたウイルスを駆逐するわけです。 問題は免疫力の低下がおこると、一気にウイルスや細菌の影響を受けてしまう、という部分です。前述したようなウイルスや細菌を体外に排除するような機能がしっかりと果たせません。その結果、体内に大量のウイスルや細菌が入り込んでさらに増殖を進めてしまいます。 免疫力がない人は、風邪が引きやすいだけではなく風邪の症状が重くなる、といった状況にもなりやすいので注意が必要です。

癌になりやすくなってしまう

・がん細胞を免疫が見逃しやすくなる

免疫力が低下してしまうと、がん細胞を攻撃し忘れてしまうような状況になってしまうのです。そもそも我々の身体には、いまこの瞬間にもがん細胞は出来ています。しかし、それは完全に癌化する前に免疫によって対応されているのです。ですから、多くの場合は癌になることがありません。 がん細胞というものは、細胞分裂の過程で突然変異が起こって誕生するものです。細胞の突然変異というものは、誰にでも起こるものです。数には差がありますが、1日あたり数千のがん細胞が体内に発生する、とされています(1日あたり約5,000個のがん細胞が発生するとされています(「ヘルスケア大学」の「免疫力低下が引き起こす病気とは」さかい医院 院長 堺浩之先生監修の記事より(http://www.skincare-univ.com/article/011019/)。 がん細胞は免疫細胞の一つであるナチュラルキラー細胞(NK細胞)によって対処されています。ナチュラルキラー細胞は自然免疫とされており。他の免疫細胞に司令されないでもすぐに攻撃を加える、といった特性を持っています。ですから、出来て間もないがん細胞に対してもすぐに攻撃を加えて駆除できるわけです。 しかし、免疫力の低下が何かしらの要因で発生してしまうと、出来て間もないがん細胞が見逃されてしまいます。そして増殖をしてしまうのです。がんが発生してしまうわけです。 がんが発生する原因としては、加齢やストレスといったものがあります。さらに生活習慣の乱れというものも関わってきます。 免疫力が低下原因と重なる部分が多く、ガンを抑えるためには免疫力を高めていく他ありません。 ちなみにがん細胞は39.3度で死滅することが分かっています。ですから平熱が高い人ほど、含意はなりにくい、といった特徴もあるのです。実は免疫システムが高まっている人ほど体温が高い、といった特徴もあるのです。 元を抑えたいと考えているのであれば、体温を高めるような対策も必要になってきます。 ※参考:https://www.facebook.com/hikari567/posts/319709611483234(ひかり療術院のFacebookの情報より)

円形脱毛症が発生する可能性あり

・免疫システムの誤作動が円形脱毛症を引き起こしてしまう

円形脱毛症が免疫と関わっているということを知っていない人も多いかもしれません。円形脱毛症ですが、「自己免疫疾患」という病気が関わっています。要は免疫システムに問題が発生して出てしまう症状なのです。 通常の免疫ですが、体内に異物が入り込んでくるとそれを排除しようとします。例えば、人工毛植毛というものがあります。薄毛の方が髪の毛を生やしているように見せるために、人工毛を植えるわけです。しかし、その毛は自分のものではありませんよね。免疫システムが作動して、徐々に人工毛は抜けていってしまいます。5年程度で植えた毛は全て抜けてしまう、と言われているのです。 そこで生み出されたのが自毛植毛です。自分桶を移植することで薄毛を改善したように見せるわけです。自分の毛なので、免疫システムが作動することはありません。ずっと生え続けます。 円形脱毛症に関わる自己免疫疾患ですが、何かしらの影響で自分の髪の毛を自分のものではない、と判断してしまうのです。そして毛根を攻撃して、脱毛に至らしめてしまうわけです。結果的に円形状に髪の毛が抜けてしまいます。 ちなみに、円形脱毛症は円形の10円大の大きさをイメージするかもしれません。10円ハゲといったいわれ方もしていますよね。しかし、その大きさは人それぞれです。重度の十円ハゲになってしまうと、頭髪全体が抜けてしまうようなこともあります。また全身の毛が抜ける、というような症状に至ってしまう人もいるのです。

・なぜ自己免疫疾患は起こるのか?

過剰な反応や誤作動を起こすのが円形脱毛症を始めとした自己免疫疾患ですが、そのメカニズムはまだよく分かっていないのが現実なのです。 よく言われているのがストレスですが、単純にストレスが原因とは決めつけられません。様々な原因が絡み合っているのです。たしかにストレスも免疫システムに問題を起こすことがあります。しかし、ストレスがある方だけが円形脱毛症になっているわけではありません。しっかりと睡眠を取っており、運動を定期的に実施している人にも発生している例はあるのです。 もちろん、重度のストレスで円形脱毛症が出来ている人もいます。横綱で格闘家やプロレスラーに転身した曙さんですが、ボブ・サップさんとの試合が決定した後に、後頭部にたくさんの円形脱毛症が発生しました。試合に向けての緊張感が免疫システムに大きな問題を発生させたと考えられるわけです。 その曙さんの円形脱毛症ですが、試合後には回復しています。彼の場合は、ストレスが原因の脱毛症と断定して良さそうです。(円形脱毛症になった曙さんの画像(参考:https://matome.naver.jp/odai/2135865526469526701/2135865945969979703)) ちなみに円形脱毛症の原因としては、ストレス以外にも以下の様なものが指摘されています。

・タバコ
・遺伝
・栄養障害など

ちなみにストレスに関しても精神的なストレスと肉体的なストレスがあります。どちらも免疫には大きな影響を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。 ※円形脱毛症については「髪のケア生活」の「円形脱毛症の原因を作ってしまう自己免疫疾患とは一体何か!」を参考にしました(参考:http://髪のケア.jp/enkidatumoushou-jikomenekisikkan-1589

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免疫力低下で発症する可能性のある厄介な病気5つ

免疫力が低下すると恐ろしい病気にかかってしまう恐れもあります。

そのうち難病と言われているものを5つ紹介します。

免疫力低下は誰にでも起こる可能性がありますが、恐ろしい病気に発展する恐れもある、ということは理解しておかなければなりません。

免疫力の低下で起こる病気としては、一般的なものとして風邪があります。

風邪もひどくなると厄介ですが、基本的には生命を脅かすようなこともありませんよね。

しかし免疫力が著しく低下すると、風邪以外にも様々なウイルスによって体が蝕まれてしまう可能性があるのです。

免疫力がいかに大事かを知るためにも、どんな病気にかかる可能性があるかを知っておくことは非常に大切なことです。

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原発性免疫原発性免疫不全症候群と関係性あり!

・10,000人に一人程度の病気

原発性免疫原発性免疫不全症候群はもともと免疫に疾患がある方がなる病気です。後天的に免疫力が低下するエイズとは異なります。 基本的には命にかかわるようなことはありませんが、適切な治療をうけなければ命にかかわることもあるのです。 もともと免疫力が低く生まれてしまうことで発症するわけですが、免疫力が低く生まれ、その上に免疫力がさらに低下するような生活を送っていると重度の原発性免疫原発性免疫不全症候群になってしまうかもしれません。今は大丈夫であったとしても、注意しなければならないのです。

・治療ができる病気なのか?

近年になって原発性免疫原発性免疫不全症候群に関しては解明されてきています。診断ができるようになり治療の判断もしっかりとできるので、対応できる病気となりました。 治療方法としては、軽いケースにおいては抗菌薬を使用するだけです。抗菌薬の利用についても毎日行うわけではありません。月に一回程度の対処で健康を維持していけるのです。 重い場合には、骨髄や臍帯血による造血細胞移植が実施されることもあります。 原発性免疫原発性免疫不全症候群の人は日頃の食事も重要です。サプリメントなども併用して、栄養の摂取を心がけましょう。

全身性エリテマトーデスになる可能性あり

・皮膚や関節に問題が発症する

全身性エリテマトーデスは全身の様々な部位に症状が起こる可能性がある病気となっています。その中でも、特に皮膚や関節に症状が現れていることが知られているのです。 皮膚にできる赤い湿疹が病気の一つの目印となっています。 実は全身性エリテマトーデスに関してはわかっていないことがたくさんあります。国内には数万人の患者がいるとされていますが、その詳しい数や実態は把握されていません。そもそも原因が特定されていないのです。 ただしその原因に深く関わっているのが免疫なのではないか、と考えられています。 何かしらの免疫系の疾患が問題で、免疫が自分自身お正常な細胞や組織を攻撃してしまう病気とされているのです。免疫が自己を攻撃するため、様々な部分に炎症が発生してしまう、とされているわけです。

・注意すべきこと

紫外線には注意しなければなりません。紫外線を大量に浴びると全身性エリテマトーデスが悪化したケースが多く報告されているのです。 ・海水浴 ・日光浴 ・スキー 上記のようなものを行う場合にはUV対策をしっかりしましょう。 他にも以下のような者で発症したり、悪化したりするケースが報告されています。 ・風邪 ・様々なウイルス感染 ・毛が ・姙娠 ・出産 体に対して何らかの大きな出来事が起こると全身性エリテマトーデスは発症しやすくなるわけです。

・治療方法について

免疫機能を抑制していく必要があります。 ・ステロイドパルス療法 ・体外循環療法 ・抗凝固療法 ・支持療法 ・副腎皮質ステロイド剤 ・免疫抑制剤など 他にも免疫システムを正常化させるために、日常生活にも気をつけなければなりません。睡眠時間を確保したり、栄養をしっかりと取ったり、といったものです。寝不足や暴飲暴食は避けなければなりません。

・生存率について

実は以前は極めて低く、5年以上の生存率が50%ほどでした。 現在では副腎皮質ステロイドの治療が確立され、生存率も極めて伸びています。5年以上の生存率が90%以上にもなっており、対応すれば病気とも付き合っていけるようになったのです。

悪性関節リウマチになってしまう可能性あり

・悪性関節リウマチとは

「全身血管炎型」と「抹消型動脈炎型」と二つのタイプがあります。ちなみにリウマチなので、双方ともに関節に痛みがあります。その上で、異なる症状が出てくるのです。 全身血管炎型も関しては。代表的に発熱が発生したり体重が減少したり、筋力が低下したり、といったことが起こります。他にも胸膜炎、多発単神経炎、消化器官出血、上胸膜炎などの血管炎が発症するケースも報告されています。しかも急速に現れるのです。 抹消型動脈炎型に関しては四肢先端の壊死や壊疽や梗塞、そして皮膚の潰瘍が発生することもあります。

・治療方法とは?

リウマチなので抗リウマチ剤を基本的に利用していくことになります。そのうえで他の薬剤を利用することになるのです。ステロイド剤を利用したり、免疫抑制剤、D-ペニシラミン、抗凝固剤などを利用したりします。 治療に関しては、入院を要する場合もありますよ。 普段の生活にも注意しなければなりません。免疫力を正常化させるような対策が良いとされています。特に食生活には気をつけましょう。バランスの取れた食事必須となっています。 リウマチの炎症が強く出ている場合には、なるべくカロリーを抑えるような対策もおすすめです。

シェーグレン症候群が発症する可能性あり

・シェーグレン症候群ってなんだ!?

体の腺細胞が異常になって問題を引き起こすことで発症するものです。分泌物を正常に分泌できない、という症状のことを指しているわけです。 涙などの分泌物が体にはあるわけですが、たとえば涙が出にくくなる、という場合にはシェーグレン症候群が関わっているかもしれません。実際にドライアイで医療機関を受診したところシェーグレン症候群だった、ということが多くなっているのです。

・シェーグレン症候群の原因とは?

主原因の一つとされているのがホルモンの異常です。発症する方の多くが女性なのですが、女性ホルモンの低下と密接な結び付きが確認されているのです。 ホルモンバランスの乱れは自律神経や免疫システムとも密接位に結びついているのです。免疫システムの異常が結果として女性ホルモンの低下を招き、最終的にはシェーグレン症候群を招く、というケースも考えられています。

・どんな治療方法があるのか?

免疫システムを正常化させるために免疫抑制剤を利用することが多くなっています。免疫抑制剤を利用する場合には膠原病合併症が関連しています。膠原病合併症が出ている場合には、ほぼ確実に免疫抑制剤が利用されるのです。 他にもステロイド剤を用いた治療も実際に行われています。 日常生活対策もおすすめです。特に更年期障害の時期に女性に発症するケースが多いので、更年期障害の時期に免疫力をアップさせるような生活に改める、という事も考えておきましょう。食事対策・サプリメント対策などでもシェーグレン症候群の予防効果があるとされています。

ウェゲナー肉芽腫症になる可能性あり

・ウェゲナー肉芽腫症って何!?

様々な症状が発生します。 発熱が起こったり全身の倦怠感が起こったり食欲不振が起こることも報告されています。さらに目や鼻、口や喉や腎臓に炎症が同時に発生したり連続して発生したりすることも分かっています。 ウェゲナー肉芽腫症に関しては1939年に発見されたものとなっています。まだまだわからないところがたくさんある病気です。

・ウェゲナー肉芽腫症の原因とは?

原因は明らかにされていません。しかし一般的には免疫の異常が引き起こす病気、と言われています。 具体的なメカニズムは解明されていませんが、ウェゲナー肉芽腫症になる方にはある特徴が確認されています。血液中に「抗好中球細胞脂抗体」という自己抗体が発見されているのです。その自己抗体に何らかの問題がある、と考えられるわけです。 遺伝についても一時期は疑われていましたが、現状では否定されています。ただし免疫異常に関して配電すると考えられるので、親族に免疫異常系の病気にかかっている人がいる場合には気をつけなければなりません。

・治療方法が知りたい!

基本的には免疫抑制剤や副腎皮質ステロイド剤が利用されます。要は免疫抑制療法が実施されるわけです。 早期に適切な対応ができれば、寛解することも可能な病気です。おかしいなと思ったら、医療機関にて詳しく診断してもらいましょう。 ちなみに、良くなったからといって途中で治療を終えると再発する可能性があります。長期的な経過の観察が必須の病気なのです。 基礎的な免疫力を高める、ということも重要です。サプリメント対策や食事対策、睡眠対策などを実行しましょう。

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免疫力をアップさせる運動法がこれだ!

免疫力をアップさせるためには、定期的に運動をすることが必要になってきます。

身体の働きを良くすることで、免疫力も高まるのです。

しかし、運動によっては逆効果になってしまうこともあります。

例えばマラソンのようなハードな運動をしてしまうと、実際に免疫力が低下してしまうことも分かっているのです。

こちらでは免疫力を高めるためにはどのような運動が良いのか、ということを明らかにしていきます。

中にはとても簡単な運動もあるので「免疫力が下がってきたな」と思ったら実践をしてみませんか?

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ちょっとした時間でできる免疫力を高める運動法

・「腕振り運動」がおすすめ

両腕を前方に伸ばして、体の脇で振り子のようにおおきく振ります。たったそれだけの簡単な運動方法です。 ただし、運動効率をアップさせるために注目してほしいのが「肩甲骨」です。肩甲骨を意識しながら、両腕を振り子のようにしてください。 肩甲骨を動かすことで、肩こりの解消にもつながります。肩甲骨周辺の血流も改善していくからです。さらに、肩甲骨周辺には大きな筋肉があるのです。その筋肉を鍛えるようなイメージで腕を振りましょう。 実は筋肉と免疫は事情に大きな関係性があります。筋肉量が増えることで体温が高くなりやすい、といった特徴があるのです。そもそも免疫力は体温が1度下がるだけで30%も低減してしまう、と言われているほどです。体温が下がってしまわないようにするためにも、特に身体の大きな筋肉に関してはなるべく鍛えておくことがおすすめです。何もムキムキになることはありません。軽い運動でもある程度の筋肉は付くので大丈夫です。

・「8字運動」がおすすめ

両方の手を頭の上に伸ばしてください。その状態を維持しながらお腹あたりの意識を集中して空中に8の字を描くようなイメージで身体をひねります。 上半身と下半身を連動させて体を動かすことになるので、ウォーキングでは鍛えられないような上半身の筋力アップが出来るのです。さらに足の側面お筋肉も鍛えられるので。全体的な筋力アップの効果が期待できます。

・「屈伸運動」がおすすめ

ハードな運動になってしまう恐れもあるので、まずは身体にそれほど負荷をかけないような軽い感覚で行ってください。特に膝が悪い方は無理をすると逆効果なので、辛いと思ったら行わなくても良いです。 屈伸方法の正しいスタイルは、膝に手をおいてゆっくりと膝を屈伸します。通常はそれだけの運動でも良いのですが、体力に余裕がある方は両足を少し開いて実施するのもおすすめです。両足を開いて相撲の四股のような感じにすると太ももの内側を鍛えることも出来ます。 また、若い方はスクワット運動を実施しても構いません。スクワットを行うと、太腿の筋肉を集中的に鍛えられます。太ももの筋肉は体内の中でも屈指の大きさを誇っているので、鍛えると血流などを高める効果が特に高まるのです。 ダイエット効果も高まるので、若い女性にもおすすめです。 ただし鍛えすぎると太くなってしまうので、ダイエット目的でスクワットを行おうと思っている方は注意してくださいね。

・「揺さぶり運動」がおすすめ!

膝を少し屈伸するような感覚で、腰を左右に動かしたり腕を前後に動かしたりする運動法です。身体を揺さぶることで全身の血行が促進されることになるわけです。身体の体幹を鍛えることになるので、インナーマッスルを鍛えるような効果も期待できるのです。 激しい運動が出来ない、という方には特に注目の運動方法です。 ※「PRESIDENT Online」の「誰でも・簡単・すぐできる「免疫力アップ」6つの法【2】運動」医学博士 安保 徹氏監修 構成=長山清子氏より(参考:http://president.jp/articles/-/12426

体力がある方|少し時間はかかるけど免疫力アップ効果が高い運動法

・「気功」がおすすめ

歴史があるものが気功であり、「病気の治療」・「病気の予防」・「長寿」の効果があるとされています。気功と言うと運動としてはあまりイメージしないかもしれません。しかし、ちょっとした呼吸法などもあり、実は体内に与える影響が非常に高い運動方法でもあるのです。リラックス効果の高い運動方法もあるので、毎日実施する、ということもおすすめです。

・「ヨガ」がおすすめ

若い女性が美容のためにも実施しているのがヨガです。インナーマッスルを鍛える効果があるので、ダイエットにも大きな役割を果たしてくれるのですが、実は免疫力を高める効果も兼ね備えてくれます。 ヨガの運動方法は基本的に、特定のポーズの維持です。様々な動物のポーズを維持していく、という運動方法になっているわけですが、そのポーズの維持をするためには体の内部の筋肉を使います。筋肉を鍛えることにもつながってくるわけです。 また気功にもありますが、ヨガにも瞑想というものがあります。瞑想をすることで起きているのに副交感神経が活性化して、寝ているような状況になります。要はストレスの解消効果もあるわけです。ストレスには免疫力を低減させてしまう作用があるので何としてでも下げなければなりません。 ヨガという運動方法ですが、肩こりの解消効果もあります。肩周りの間接を動かすようなものもあるからです。肩周りや首の血流が改善して、「凝りがなくなった」という人もたくさんいるのです。 もう一つ注目してほしいのがヨガの呼吸方法です。ヨガの呼吸は腹式呼吸です。息を吸った時に肺が下がります。腹部が膨らんで骨盤底筋の緊張がほぐれる、といった特徴を持っているのです。 実は腹式呼吸には、細胞を活性化させるという効果があるのです。複式呼吸を実施すると、血液内に酸素をいっぱい取り込んでいくことが出来るようになります。酸素濃度が高くなれば、それだけ細胞も生き生きしてくるのです。免疫も免疫細胞と言われるように細胞によって働いているわけです。 ヨガで腹式呼吸を覚えて、免疫細胞の能力を高めましょう。 ※ヨガの呼吸については「免疫力を高め健康寿命UP 医学博士の免疫力向上ガイド」の「ヨガの4大効果を紹介~万病を軽減するという噂も!?」より(参考:http://健康寿命.net/sportsimmunity/yoga/

・「太極拳」がおすすめ

中国の早朝の公園をイメージするのではありませんか。日本国内でも太極拳は人気となっており、お年寄りが公園などで行っている例もあります。 太極拳の健康効果については、米カリフォルニア大などで研究されて証明もされています。 元々は実践的な武術として編み出されましたが、現在は健康増進のために行われているわけです。 太極拳の素晴らしいところは、あのゆったりとした動きです。お年寄りでも出来るほどの運動なので、身体に負担をかけるようなこともありません。 ゆったりとした動きにはリラックス効果があります。副交感神経を優位にする働きがあるので、血管を拡張して全身に免疫が行き渡りやすくなるのです。 特に太極拳を実施すると、がん細胞へいち早く攻撃を仕掛けてくれるナチュラルキラー細胞(NK細胞)の働きが非常に良くなることでも知られています。免疫力アップ効果が期待できるわけです。 また太極拳は体を動かす運動方法でもあるので、筋肉の柔軟性も高まります。コリや痛みといったものにも効果が期待できるのです。 ちなみに太極拳は身体に作用するだけではなく、脳にも働きがあることがわかりました。脳の機能改善効果も期待できるわけです(中国科学院の発表より)。

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