免疫力を高める方法【免疫力アップする食事・食材・生活習慣・サプリメント】

免疫力は人間が本来持っている病気に対する抵抗力です。免疫力を高める方法を生活習慣や食生活、食材から詳しく解説します。免疫力アップするための方法はたくさんあります。免疫力をアップさせるとがんなどの病気の進行を遅らせる事も可能です。免疫力をアップさせる方法として、サプリメントを利用する方法も紹介し、特に米ぬか多糖体(RBS)について紹介します。

タンパク質(プロテイン)の大量摂取を控えて免疫力をアップ

運動をしている方、筋肉を付けたい方、ダイエットをしている方が注目している成分があります。 それはタンパク質です。 タンパク質は筋肉の原料となるもので、摂取することで筋肉を身につけることが出来ます。 筋肉には様々な効能があります。 まずは代謝を良くする、というものです。 エネルギーを効率的に消費するようになるので、ダイエットに役立ってくれます。 さらに免疫力を高める効果もあります。 身体が温まりやすくなるので、ウイルスや菌などが繁殖しづらい環境してくれます。 見た目の変化も筋肉の大きなメリットと言っても良いでしょう。 筋肉は脂肪よりも小さくなっており、体が引き締まったように見える、といったメリットもあるのです。 筋肉は様々なメリットがあるので身につけたいと思うわけですが、注意しなければならないこともあります。 筋肉を身につけるために必要になってくるタンパク質ですが、実は免疫力を下げる機能があるのです。 この点を理解していないと、病気にかかりやすくなる可能性もあります。 こちらではタンパク質(プロテイン)と免疫力の関係性について詳しく解説します。

なぜタンパク質を大量摂取すると免疫力はダウンするのか?

・タンパク質の影響で腸内環境が悪化するから

腸内には善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌があります。 善玉菌が優位な状態であれば問題ないのですが、悪玉菌が優位となってしまうと腸内環境に大きな問題が発生してしまうのです。 しかも免疫細胞の60%から70%が腸内にあるとされています。 腸内環境の悪化は免疫細胞の働きにも直結してくるわけです。 タンパク質を多く摂取することで、悪玉菌がタンパク質を分解することになります。 そのタンパク質を分解する時に有害物質が生成されてしまうのです。 生成された有害物質ですが、腸から血液中に溶け込みます。 そして全身を巡ってしまうわけです。 タンパク質の過剰摂取による悪影響が出るのは腸だけではありません。 全身にも関わってくるわけです。

・タンパク質の過剰摂取がもたらす悪影響例

①肌荒れの発生 ②体臭の悪化 ③口臭の悪化 ④免疫力の低下 ⑤便秘の発生・悪化 ⑥様々な病気の発症リスクの増大 腸は人体の根幹と言っても良いものです。 腸のバランスが崩れてしまえば、様々な問題が発生します。 体内にだけ影響が出てくるわけではありません。 お肌などにも悪影響をもたらすので、見た目に関しても悪い状況になってしまうわけです。 免疫力が低下することで、がんの発症リスクも高まってしまいます。 日本人よりも欧米人のほうがガンの発生率が高いことでも知られています。 その理由の一つとなっているのが、欧米人のタンパク質の摂取量なのです。 ・日本人の平均的な1日あたりのタンパク質の摂取量・・・50グラム程度 ・欧米人の平均的な1日あたりのタンパク質の摂取量・・・100グラム程度 日本人と欧米人のタンパク質の摂取量は全く異なっているわけです。 日本人の2倍も摂取しています。いくら体が大きいからといって、欧米人の体重が日本人の2倍もあるわけではありません。 より多くのタンパク質を摂取するからこそ免疫力が低下しておりガンが発生しやすい、と考えられるわけです。 ちなみに日本人と欧米人では基本的な食生活は全く異なります。 日本人は炭水化物中心の食生活をおくっています。 欧米人は肉類中心の食生活となっているのです。 食事ではそれほど多くの炭水化物を摂取しません。 パン程度は食べるのですが、日本人のように必ず炭水化物が食卓にのぼる、ということはないのです。

・タンパク質の影響で腸内がアルカリ性になる!?

健康的な腸内であれば、酸性になっているはずです。 善玉菌によって酸性の状態になり、悪玉菌の増殖を抑制しているわけです。 しかしタンパク質を大量に摂取することで悪玉菌が増えると、腸内のpHがアルカリ性に傾きます。 腸内がアルカリ性になってしまうと、悪玉菌が繁殖しやすい状態になってしまうのです。 そもそもタンパク質を取りすぎると腸内の腐敗が加速します。 その腐敗の結果アルカリ性へ変質してしまうわけです。

1日あたりどの程度のタンパク質の摂取であれば問題ないのか?

トレーニングをしている方やダイエットをしている方の中には、タンパク質の摂取は欠かせない、と考えている方もいるでしょう。 実際に日本人はタンパク質の摂取量が少なすぎる、ということもいわれているのです。 しかも免疫力に問題を起こすのはあくまで過剰摂取です。 ではどの程度のタンパク質の摂取であれば大丈夫なのでしょうか?

・個人差がある

どのくらいのタンパク質で腸内環境が悪化するのかの基準はありません。 それぞれ腸内におけるタンパク質の正常な処理能力には差があるのです。 大量にタンパク質を摂取したとしても、腸内に問題を引き起こさない人もいます。 一方でタンパク質を少し多めに摂取しただけでも腸内環境が悪化してしまう方はいるのです。 「基準がなければ対策のしようがないじゃないか」と思ってしまうかもしれません。 実はちょっと変わったものではありますが、自分の腸のタンパク質の処理能力の限界を見定める方法があります。

・おならの回数と臭いでタンパク質の適切な量を確認する!

タンパク質を多く摂取し始めてからおならの回数が増えた、おならの臭いがきつくなった、というケースは腸内の処理能力を超えていると考えられます。 タンパク質を摂取すると前述したように腸内に有害物質が発生します。 しかし腸におけるタンパク質の処理能力が高い人であれば、多めに摂ったとしても特に問題は起こらないのです。 免疫力も維持されたままとなります。 しかし有害物質が多く生成されるようになれば、ガスが多く発生するようになります。 有害物質なので臭いもきつくなる傾向にあるわけです。 タンパク質の摂取を始めてからおならに何かしらの変化が現れた人は、摂取量に制限を加えたほうが良いでしょう。 そしてどの程度の量の摂取であればおならに変化が現れないかを確かめていくわけです。 ちなみにおならですが、1日あたり平均で14回程度出ることがわかっています。 ですから起床時に1時間に1回弱の回数であれば特に問題ありません。 一方でタンパク質を大量摂取して腸内環境が悪化した人になると、1日あたり30回や40回、中には100回程度もおならが出てしまうこともあるのです。 処理能力を超えたタンパク質の摂取はおならにすぐに反映されるので、もしも問題があれば摂取量を変えてみてください。 自身のタンパク質の摂取量の限度を把握できれば、免疫力を下げることなく肉体改造も出来るはずです。

タンパク質とともに摂取しておきたい腸内環境を正常化する成分

タンパク質は体にとって必須の栄養素です。 毎日摂取するものでもあります。 そこでタンパク質を摂取しつつも腸内環境を悪化させない方法が知りたい、という方もいるのではありませんか? こちらでは腸内環境を整えてくれるタイプの成分を紹介します。 それらの成分とともにタンパク質を摂取すれば、より安全性は高まりますよ。

・食物繊維を摂取すること

超に良い成分として広く認知されているのが食物繊維です。 しかし食物繊維が腸内にどのような影響を与えているのかを知っている方は少ないと思います。 そもそも食物繊維は2つあります。 ・水溶性食物繊維 ・不溶性食物繊維 水溶性食物繊維は水に溶けるタイプで、不要性は水に溶けません。 腸内環境を整える能力を持っている食物繊維は、水溶性食物繊維です。 水溶性食物繊維は善玉菌の栄養源になるのです。 善玉菌の働きを優位にしてくれる成分なので積極的に摂取しましょう。 食べ物で摂取するのは難しい、という場合にはサプリメントで摂取しても構いません。 ちなみに水溶性食物繊維は便を柔らかくする性質も持っています。 便が固くて便秘に悩んでいる、という方もいるのではありませんか? 便が腸内に長くとどまっているのも危険です。 有害物質が発生するようになり、腸内環境が悪化してしまうのです。 便秘に悩んでいる方も積極的に水溶性食物繊維を摂取しましょう。 ※不溶性食物繊維は便の量を増やす作用はあります。 しかし水分をあまり含まない性質があるので、便秘に高い効果があるとは言えません。 便の量を増やし腸の蠕動運動を促進させる程度の効果は期待できます。

・オリゴ糖を摂取すること

善玉菌の栄養源となるのがオリゴ糖です。 そもそも善玉菌の栄養素は、腸内には届きにくい、との性質を持っています。 腸に届く前に破壊されてしまうこともあります。 一方でオリゴ糖に関しては腸に届きやすい、という性質をもっています。 効率的に腸の善玉菌に栄養を届けられる成分なのです。 善玉菌はオリゴ糖を分解すると乳酸を作り出します。 その乳酸の影響で、腸内の環境が酸性になるのです。 酸性になると悪玉菌が繁殖しにくくなり、善玉菌優位な状況が作られます。 ちなみにオリゴ糖は善玉菌専用の栄養素です。 他の物質に利用されることがないので、善玉菌を効率的に元気に出来る成分なのです。 タンパク質を摂取する目的だけではなく、免疫力を高める目的でオリゴ糖を摂取するのもおすすめですよ。

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