免疫力の低下を促進させる生活習慣|ストレス過多
ストレスは体に対して様々な影響を与えてしまいます。
病気の原因になってしまうこともすくなくありません。
そして何より、免疫力を低下させる原因の一つでもあるのです。
ストレスで悩んでいる方は、いまは平気でも将来的に病気になってしまうかもしれません。
病気になってからでは遅いので事前にしっかりとストレスの恐ろしさ、というものを理解しておきましょう。
こちらではストレスと免疫力の関係性についてお話します。
仕事関係の悩みや人間関係の悩みなどで悩んでいる方で、最近になって体調を崩しやすくなった、という方は必見です。
ストレスは5つに分類できる
・社会的ストレス
・精神的ストレス
・化学的ストレス
・物理的ストレス
・生理的ストレス
ストレスと一言で言っても様々なタイプに分かれています。それらのストレスは全て体に対して悪い影響を与えかねないものです。しっかりと対策をたてていかなければなりません。 まずはストレスの種類を理解しましょう。
・社会的ストレスについて
長時間労働や過密スケジュール、満員電車などの過密な場所が原因になるものです。さらに、様々なイベント。例えば、クリスマスやバレンタインデーなどが関わってくることもあります。 多くの方が受けやすいタイプのストレスとなっており、上記のようなストレスが重なってしまうと、身体に大きな負担がかかってきてしまいます。
・精神的ストレスについて
近しい人が亡くなるなどの生活上の不幸な出来事や、お金がないなどの経済的な不安や不況が大きく関わってきます。 失業や転職、さらに転居や進学といった、生活環境の変化に対するイフ案などのストレスにも該当するものです。 人間関係や子育て、さらに焦りと行ったものも関わっており、多くの方が精神的なストレスを抱えて生活しています。免疫についても大きな影響を与えやすいタイプのストレスとなっているので、気をつけて対策を練らなければなりません。 精神的ストレスは受けやすいものなので、上手く付き合っていく方法を考えていく必要もあります。
・化学的ストレスについて
こちらのストレスに関しては、個人的にはどうしようもないタイプとなっています。薬品によるストレスやシックハウスなどによるストレスに該当するからです。 薬品やシックハウスは身体的に大きな負担を与えます。その負担がストレスへと変質して身体を蝕んでしまうわけです。 科学的ストレスに関しては、自分からその原因となるものを遠ざけることが一番の対策方法となります。
・物理的ストレスについて
寒さといったものや暑さといったものが大きく関わっています。さらに騒音なども大きく関わってくるものです。 季節的な影響を受けることもあれば、日常的なストレスになってしまうこともあります。特に騒音問題に関しては、人間関係系のストレス(精神的ストレス)と大きく関連してくるおそれもあります。
・生理的ストレスについて
疲労や空腹、さらに睡眠不足などによるストレスが該当します。他にも怪我や細菌などによるストレスも大きく関連してくるので、しっかりと対応しておかなければなりません。 ちなみに空腹に関しては免疫力を向上させる機能もあるので、免疫という観点からは必ずしもマイナスとはいえません。ただし、日常的に空腹を感じてしまうとストレスが高まってしまうので注意しましょう。
なぜストレスがあると免疫力を低下させてしまうのか?
・自律神経が乱れてしまうから
ストレスの大きな問題ですが、自律神経が大きく関わっています。ストレス過多の状態になってしまうと、自律神経の乱れが発症してしまうのです。 ストレスが免疫低下に至るメカニズムは以下のとおりです。
↓
・自律神経の乱れが発生
↓
・免疫力が低下してしまう
↓
・病気が発症してしまう
では、もう少し詳しくストレスが自律神経の乱れを引き起こしてしまうメカニズムについて詳しく説明します。 自律神経がストレスによって乱れる原因となるのが、免疫力低下ホルモンです。免疫力低下ホルモンは「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」、「コルチゾール」などを指しています。それらがストレスによって多く分泌されることで、免疫の働きを弱らせてしまうことがわかっています。 ストレスによって、免疫力低下ホルモンが大量に分泌されるようになると交感神経というものが活発に働いてしまいます。交感神経も人体にとってはなくてはならないものですが、過敏になりすぎると大きな問題を発生させるのです。交感神経となっているものに、副交感神経と呼ばれているものがあります。副交感神経にはリラックス効果があり、脳を緊張状態から介抱してくれます。要はストレスを解消させる働きがあるのです。 しかし、ストレスによって免疫力低下ホルモンが発生すると交感神経が優位になります。副交感神経へのスムーズな移行が阻害されてしまい、自律神経が乱れてストレスが高まったままの状態になってしまうのです。 交感神経の過剰な働きによって、副交感神経とのバランスが乱れてしまうと不眠症などの病気へと進行してしまうおそれもあります。さらに免疫力を弱めてしまうのです。
ストレスによる免疫力低下にはどのように対抗していけばよいのか?
・ストレスの原因に対処する
ストレスの原因の中には対処が難しいものもあります。しかし、対処できるものも存在しているのです。 例えば、騒音がストレスに鳴っている場合には、防音装置をつけることもおすすめです。隣近所の家からの騒音に悩まされているのであれば引っ越しをおこなう、ということも対応策になります。 病気がストレスになっている場合には、適切な治療を受ける、ということも前向きに検討すべきです。 人間関係がストレスの原因に鳴っていると、特に対処は難しいかもしれません。その場合は、話し合いなどを積極的に行っていく、ということも前向きに検討すべきです。
・ストレスの緩和方法を実践する
ストレスを解消する手っ取り早い方法は急速です。疲労によってストレスは増大してしまうので、疲労を取り除くことが極めて重要なのです。 体が疲れている状態は、交感神経が活性化してしまっている状態です。その時間が長ければ長いほど、身体は大きな影響を受けるわけです。副交感神経を高めるためにも、リラックスをして心身の疲労を回復させることが重要です。 休息ということですが、特に重要になってくるのが睡眠です。睡眠時は脳がリラックス状態になるので、ストレスが解消へ向かうことになります。1日あたりの推奨睡眠時間は6時間から7時間とされています。 1日あたりの睡眠時間が5時間未満という方はストレスが高まっている可能性が極めて高いので、睡眠対策を心がけましょう。
・自分の性格と程よく付き合えるようにすること
性格的にストレスを受けやすい、という方がすくなくありません。 例えば完璧主義的な正確をしている方は、自分だけではなく他人に対してもストレスを感じてしまうことが多いのです。 自分でできないことがあると、幻滅をしてストレスに感じてしまいます。 自分に対してのハードルを下げる、というような対応をしていくことでストレスを受けにくくなるはずです。 悲観的な性格の人もストレスを受けやすいです。楽観的になるのは難しいかもしれませんが、前向きに捉えられるように考えることを少しずつ始めることも、ストレスによる免疫力低下を抑える一つの方法です。