免疫力を高める方法【免疫力アップする食事・食材・生活習慣・サプリメント】

免疫力は人間が本来持っている病気に対する抵抗力です。免疫力を高める方法を生活習慣や食生活、食材から詳しく解説します。免疫力アップするための方法はたくさんあります。免疫力をアップさせるとがんなどの病気の進行を遅らせる事も可能です。免疫力をアップさせる方法として、サプリメントを利用する方法も紹介し、特に米ぬか多糖体(RBS)について紹介します。

免疫力アップでアレルギー体質が改善する可能性あり

免疫力をアップさせることでアレルギー体質が改善する可能性があります。 そもそもアレルギーは何が原因で起こってしまうのでしょうか? 実は免疫が大きく関わっているのです。 アレルギー体質は免疫システムが正常化すれば理論上も医学的にも治るはずです。 花粉症で悩んでいる、という方も多いのではありませんか? 金属アレルギーという方もいるでしょう。 食物アレルギーに困っている方も少なくありません。 アレルギー体質であると、生活にも大きな支障をきたしてしまうのです。 自分自身の生活を向上させるためにも免疫力を高めて体質を改善しましょう。 こちらでは免疫力とアレルギーの関係性についてお伝えします。

現代はアレルギー体質の人が増えている!その理由とは?

昔に比べてアレルギー体質の人が増えています。 その理由は様々あるとされているのですが、こちらでは有力なものを紹介します。

・殺菌・抗菌のしすぎがアレルギー体質を増やす

最近では様々な殺菌アイテムや抗菌アイテムが出てきています。 そういったアイテムがあることで、無菌化されているわけです。 菌に増えていないことでかえって免疫の働きが弱くなる、ということが分かり始めています。 身体に危険な菌が入ることで免疫は活発化します。 その菌を排除しようと様々な機能を働かせるわけです。 しかし普段から菌が入ってこないような生活をしていると、免疫システム自体が活発に働かなくなってしまいます。 その結果、免疫に異常が発生してしまうのです。 そもそもアレルギーを発症するためにはIgE抗体と呼ばれるものが関わってきます。 アレルギーの原因物質に触れることで、体内にIgE抗体が蓄積されるようになります。 その蓄積したIgE抗体が一定の水準に達してしまうとアレルギーとして発症するのです。 IgE抗体自体には問題がありません。 本来は腸に入ってくるような寄生虫を攻撃するためのものなのです。 本来は腸で機能するIgE抗体がなぜか肌や目、そして鼻などで生成されてしまいます。 要は免疫に異常が発生している、ということになるわけです。 普段から菌に触れていないがため、ちょっとしたことで免疫が過敏に反応してしまう、といった仮説も立てられます。 【家畜のそばで幼少期を過ごすとアレルギー体質にならない!?】 ある調査結果が出ています。 幼少期に豚や牛などの家畜のそばで生活していた人と家畜のそばで生活をしていなかった人で、アレルギーが発症する確率が明らかに違っていたのです。 幼少期に家畜のそばで生活していた人は、していなかった人に比べてアレルギーの発症率が4分の1でした。 家畜は様々な菌を持っています。 それらの菌を息で吸い込むことによって、免疫機能は正常に働くようになるのです。 確かに無菌状態は安心かもしれません。 しかしアレルギーという観点からみると無菌状態はマイナスなのです。

・現代社会のストレスが影響している

免疫システムに大きく関わっているものとしてストレスがあります。 強いストレスが体にかかることで、免疫システムに問題が発生することも十分に考えられるわけです。 特に近年増えているのが女性のアレルギー患者です。 女性が社会進出することにより、大きなストレスが掛かるようになりました。 その結果、女性のアレルギー発症率がアップした、とする報告もでているのです。 ストレスを感じると免疫力が低下し自己免疫疾患が発症しやすくなります。 アレルギー体質の方はストレス対策も重要になってくるわけです。

アレルギー疾患患者の年齢別割合とは

こちらは平成26年に発表した厚生労働省のデータを元にしています。 ※参照元PDFデータ(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000111693.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E7%96%BE%E6%82%A3+%E5%89%B2%E5%90%88+%E8%AA%BF%E6%9F%BB%27

・アレルギー性鼻炎の年齢別割合

・19歳以下・・・43% ・20歳から44歳以下・・・19% ・45歳から69歳以下・・・25% ・70歳以上・・・13% ※総患者数・・・推計66万3,000人

・アトピー性皮膚炎の年齢別割合

・19歳以下・・・36% ・20歳から44歳以下・・・44% ・45歳から69歳以下・・・16% ・70歳以上・・・4% ※総患者数・・・推計45万6,000人

・喘息の年齢別割合

・19歳以下・・・38% ・20歳から44歳以下・・・17% ・45歳から69歳以下・・・26% ・70歳以上・・・19% ※総患者数・・・推計117万7,000人

・結膜炎(非アレルギー性を含む)の年齢別割合

・19歳以下・・・14% ・20歳から44歳以下・・・16% ・45歳から69歳以下・・・27% ・70歳以上・・・43% ※総患者数・・・推計27万8,000人

・年齢別割合から見えてくるもの

すべてのアレルギー性疾患で言えることではありませんが、少子化であるにもかかわらず、アレルギー性疾患の患者の割合が若い方に多い、ということが分かります。 顕著なのがアトピー性皮膚炎です。 アトピー性皮膚炎は44歳までの患者が全体の80%を占めています。 年齢が高い方の発症率が極めて低いことがわかります。 アレルギー性鼻炎についても44歳までの患者が全体の62%を占めていますし、喘息についても44歳までの患者が全体の55%を占めています。 若年層でアレルギーが発症するケースが多くなっている、ということはデータにも裏打ちされているわけです。

アレルギー体質を改善する免疫力をアップする方法とは?

・乳酸菌を摂取する

免疫細胞の60%が腸にいるとされています。 その腸の環境を整えることが免疫システムを向上させる、ということを指摘している専門家もどんどん増えているのです。 腸内細菌の中には、善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌がいます。 免疫力をアップするためには、善玉菌を増やす事が必要になってくるのです。 善玉菌を増やすためにおすすめのものと言えば乳酸菌があります。 乳酸菌とは乳酸桿菌やビフィズス菌、そして腸球菌などを指しています。 ヨーグルトだけではなく漬物などの発酵食品に多く含まれている成分でもあるのです。 乳酸菌を摂取すると、善玉菌が優位になり悪玉菌が抑え込まれます。 免疫システムが正常化し、インターフェロンが活性化しNK細胞が次々と作られるようになるのです。 よりアレルギーに強い体質になると考えられています。 【実際に腸内のビフィズス菌が増えることで花粉症が軽減した例あり】 アレルギーとして多くの方が悩んでいるのが花粉症です。 戦後、各地に建材として利用するために杉を多く植えたのが、杉花粉による花粉症が増えてしまった原因とされています。 しかし、だからといって日本国民全員にスギ花粉による花粉症が発生するわけではありません。 実は花粉症は腸内環境が大きく関わっていることがわかってきています。 実際に腸内のビフィズス菌が増えることにより、花粉症が改善した事例がいくつもでてきているのです。 【アトピー性皮膚炎患者の腸内には乳酸菌が少ない!】 アトピーに関しても腸内環境が大きく関わっていることがわかってきています。 実際にアトピー性皮膚炎の患者の腸内を調査したところ、乳酸菌が明らかに少ないことがわかったのです。 調査によって腸内の乳酸菌量によって自己免疫疾患になる確率が決まってくる、という事が証明されたわけです。 仮にアトピーになってしまったとしても、乳酸菌を増やせば症状が緩和する可能性は大いにあります。

・単に乳酸菌を摂取しても意味なし

腸まで乳酸菌を生きて届けることが必要になってきます。 せっかく乳酸菌を摂取したとしても、腸に届く前に死んでしまえば意味がありません。 最近では「プロバイオティクス」という言葉を見かけることもあると思います。 プロバイオティクスとは、生きた状態で腸まで届けられることを指しています。 それらの記述があるサプリメントや食品を積極的に取ることが、免疫力をより効率的にアップさせることに繋がり、結果としてアレルギー症状も緩和させられるようになるわけです。

 

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